猫が撫でられて気持ちいいところ4選!「そこじゃない」とアピールするときのサインとは?
愛らしい仕草とふわふわな毛並みで多くの人を魅了する猫。猫との触れ合いは、飼い主の心身のリフレッシュにもつながるのではないでしょうか。
もちろん猫も飼い主とのふれあいは大好き。そしてそんな猫にも「撫でられたい場所」があります。
そこで今回は、猫が撫でられて気持ちいいところ4つと、猫が「そこじゃない」とアピールするサインについて詳しく解説します。猫の飼い主さん、ぜひ参考にしてください。
1.猫が撫でられて気持ちいいところ4選!
1‐1. 顔まわり
猫が撫でられてうれしいところは、まず「顔周り」です。たいていの猫は撫でられるとゴロにゃんしてしまう王道スポットですね。
というのも、猫はフェロモンの分泌腺がある箇所を触られるのが好きなのですが、猫の顔周りには多くのフェロモン分泌腺が集中しているからです。
そのため口の周り・あごやおでこ・頬など、分泌腺がある箇所を撫でてあげると、猫はついついうっとりしてしまいます。
また顔周りは直接グルーミングができない箇所なので、そういった点でも、飼い主に撫でてもらうのを「気持ちいい」と感じるようです。
ただし鼻先や口周りを触られるのは嫌なので、あくまでも「顔周り」を中心に撫でてあげてください。
1‐2. 首筋
首筋をなでられるのが好きな猫も、たくさんいます。その理由は顔周りと同じで「セルフケアができない箇所」だから。
自力ではどうあがいてもケアができないので、そのポイントを飼い主に撫でられるのが好きなのだそう…。
また猫も首回りに疲労がたまることもあるようで、マッサージ感覚で気持ちいいのかもしれません。
1‐3. 背中
猫にとって背中は、特に広い面積を占める部位であり、多くの猫が撫でられることを好みます。
猫の背中は被毛の手入れがしにくい場所でもあるため、撫でられることで気持ちよさを感じているのでしょう。
また撫でると「エンドルフィン」というホルモンが放出されるともいわれています。
エンドルフィンは猫に幸福感をもたらし、ストレスを軽減させる効果がある物質。なので背中を撫でられることで放出されたエンドルフィンによって、猫はリラックスし、ついついうっとりしてしまうのかもしれません。
なお、猫の背中を撫でるときは毛並みにそって撫でるのがポイント。毛並みに逆らってなでると嫌がる猫が多いです。
1‐4. 腰
腰を撫でられるのも猫は大好きです。
その理由は、前回の記事(猫が「腰トントン」を好むのはなぜ?考えられる理由6つ)で詳しく解説していますが、腰が神経が集まる場所だから・フェロモンの分泌腺が多い場所だから・交尾刺激に似ているからなどさまざまです。
腰を触られるのが好きな猫はとても多く、たいていの猫がうっとりしながら腰を高く上げたり、ゴロゴロスリスリしながら「もっとやって~」とアピールしてきます。
2.猫が「そこじゃない」とアピールするサイン
猫はしつこく撫でられたり、撫でてほしくないところ(お腹や手足、しっぽ、肛門付近など)を撫でられると、「もうやめて」「そこじゃない」とアピールします。
そしてそんな「アピール」には、次のようなものがあります。
・イカ耳になる
・噛む
・尻尾をバタバタ振る
・唸ったり、シャーと言ったりする
愛猫を撫でているときにこれらのサインが現れたら、無理に撫でるのをやめましょう。再び猫から「撫でて~」とお願いされるまで、控えることが大切です。
3.まとめ
猫は、それぞれ性格や好みに違いがあります。そのため猫が気持ちいいと感じるように撫でるには、猫のサインをよく観察してみるのも重要です。
ぜひ今回紹介した「猫が喜ぶ撫でられポイント」を参考に、猫との触れ合いを楽しんでください。