『猫は飼い主に似る?』見た目や行動がそっくりと感じる4つの理由とは?
「うちの子、私そっくりでしょ?」愛猫の姿をじっと見つめながら、そう思ったことはありませんか?猫を飼っている人なら、一度は抱いたことがあるつぶやきかもしれません。
ではなぜ、愛猫の姿を「自分に似てる」と思うのでしょうか?それにはいくつか理由があるようです。
1.猫が飼い主に似てるといわれる4つの理由
1‐1.無意識に自分に似た猫を選んでいる
猫が飼い主に似ていると言われる理由の一つに、飼い主が無意識に自分に似た猫を選んでいるという点が挙げられます。
どうやら人は無意識のうちに、自分と似た特性や雰囲気を持つ対象を選ぶ傾向があるようです。
「類は友をよぶ」という言葉があるように、姿形が自分と共通する特徴をみつけるとその猫に親しみを感じ、結果として自分と似た猫を選んでいるのかもしれません。
なにを基準に「自分に似ている」と決めるかは不明ですが、人間の直観や本能的なものによって、気づかないうちに似ている猫を選んでいるのでしょう。
【ひとこと】我が家の愛猫3匹のうち1匹は、わたしが譲渡会で迎え入れた子ですが、「顔が似てるね」といわれます!
1‐2.生活を共有しているから
猫が飼い主に似てくる理由の一つに、生活を共有している点が挙げられます。
猫は飼い主と同じ環境で生活することで、その生活リズムや習慣が自然と似てくるようになります。
たとえば飼い主が朝型の生活をしている場合、猫も朝に活動的になることが多くなったり、逆に夜型の生活をしている飼い主の猫は、夜に活発になったり。
食事のタイミングや一息つく時間など、日常の細かな行動も一致してくると、猫と「生活スタイルが似ている」と思う飼い主も多いでしょう。
このように猫が飼い主に似てくる理由は、同じ生活環境で過ごし、日常の行動を共有することにあります。
飼い主と猫が一緒に過ごす時間が長くなるほど、その影響は強くなり、より一層似てくるのです。
【ひとこと】わたしが実家にいたときは母の起床時間(早朝)に合わせて起きていた猫たちですが、いまや朝もゆっくりになりました。
1‐3.飼い主が猫に似てきている
猫が飼い主に似てくる理由の一つとして、飼い主が猫に似てきているというパターンも考えられます。
猫と一緒に過ごす時間が長くなると、飼い主が無意識のうちに猫の行動や習慣に影響を受けている場合もあるのです。
たとえば猫が昼寝をしていると、飼い主も一緒に昼寝をするようになって、結果として昼寝の習慣が身についたり。
このように猫と飼い主が「似てくる」現象は双方向的なものであり、お互いが影響し合いながら似た性質を持つようになっていくケースも考えられますね。
1‐4.飼い主の思い込み
猫が飼い主に似ているという現象は、実は飼い主の主観的な思い込みである可能性もあります。
「確証バイアス」という現象のように、愛猫との暮らしの中で、飼い主は無意識のうちに自分と似ている部分だけを選択的に認識し、異なる部分には目を向けていないだけかもしれません。
たとえば内向的な飼い主が、猫が一人でくつろいでいる姿を見て「うちの子も私と同じ一人の時間が好きなんだ」と解釈する一方で、活発に遊ぶ様子はあまり印象に残らなかったり。
このように猫が飼い主に似ていると感じるのは、必ずしも客観的な事実ではなく、飼い主の主観的な解釈である可能性も考えられます。
とはいえ愛猫が自分に似ていると感じるのは、事実はどうあれ喜びを感じられる瞬間といえるでしょう。
むしろこの「似ている」と感じる感覚こそが、飼い主と猫との深い絆を示しているのではないでしょうか?
2.まとめ
猫が飼い主に似る理由は科学的には証明されていませんが、「愛猫が自分に似てる」と思う飼い主さんは少なくないようです。
あなたの愛猫はあなたに似ていますか?とくになにも気にしたことがない飼い主さんもいると思いますが、ぜひ愛猫と自分の似ているところを探してみてくださいね!
意外な「共通点」がみつかるかもしれません!