愛猫が7歳を過ぎたら始めたい『猫のアンチエイジング』4選!いつまでも愛猫の若さを保つためにできること
猫は7歳を超えると壮年期(シニア期の入り口)に突入しますが、まだまだ元気な日々を過ごしてほしいと願う飼い主さんは多いでしょう。
そこで今回は愛猫にいつまでも若々しくしいてもらうために、日頃からできるアンチエイジング(体の衰えを緩やかにする)ケアを紹介します。
1.『猫のアンチエイジング』4選
1‐1.食事を見直す
猫のアンチエイジングには、食事の見直しが重要なポイントです。
7歳を過ぎると猫の体は徐々に変化し、若い頃と同じ食事ではカロリーなどが多すぎてしまう場合があります。そのため、年齢に応じた栄養バランスを整えることが大切です。
シニア猫向けのフードには、低カロリーで消化によいものがおすすめ。加齢による代謝の低下や肥満リスクを考慮し、少量でも満足感を得られるような食事内容に切り替えると良いでしょう。
特別に獣医師から指示などがなければ、「シニア向けフード」を検討してもいいかもしれませんね!
ライフステージに合った食事内容の見直しは、猫が健康で若々しい日々を過ごすための基盤です。
定期的に動物病院での健康チェックを行い、アドバイスを受けながら、愛猫に合った食事を用意してあげましょう。
1‐2.適度な運動を行う
猫のアンチエイジングにおいて、適度な運動を取り入れることは非常に重要です。
年齢を重ねると共に猫の活動量は減少しがちですが、体を動かすことで筋肉の維持や関節の柔軟性をサポートできます。
とくにシニア期に入ると、関節のこわばりや筋力の低下が進みやすくなるため、日常的に軽い運動を行えるとベター。
なおシニア期の猫と遊ぶには、上下運動を促すのではなく、左右の運動を促すと良いでしょう。
たとえば追いかけっこができるボールや羽根のおもちゃ、トンネルなど、猫が本能的に楽しめるアイテムを取り入れることで、無理なく体を動かせます。
短時間(1回5分~15分程度)でも継続して遊べれば、運動不足による肥満や健康リスクを軽減させ、心身の健康をサポートできます。
ただしシニア期の猫は体調が日によって異なるので、猫の状態に合わせて調整しましょう。
1‐3.スキンシップを行う
猫のアンチエイジングにおいて、スキンシップは欠かせない要素です。
優しく撫でたり、抱きしめたりすることで、猫は心地よさを感じ精神的な安定が保たれやすくなります。
また、スキンシップの際に猫の体を触れることで、体調の変化や健康状態を確認する機会にもなるのです。
毛並みの状態や皮膚の様子、しこりや痛みがないかをチェックすることで、早期に異常を見つける手助けとなり、病気の予防にもつながるでしょう。
スキンシップは飼い主と猫との信頼関係を築くだけでなく、猫自身のストレスを軽減し、若々しさを保つための精神的なケアとしても有効です。
猫の心にも安心感が生まれ、穏やかな老後を過ごすための基盤を築けるでしょう。
4.生活環境をバリアフリーにする
シニア期の猫の生活環境をバリアフリーにするのは、猫のアンチエイジングにおいて大切な取り組みの一つです。
猫も年齢を重ねると若いころのように動けなくなるため、日常生活での負担が増える場合があります。
たとえば高い場所に上るのが難しくなって落下事故が生じやすくなったり、段差のついたトイレにいけなくなったり。
そのため、猫が7歳を過ぎたら生活環境や遊び方を見直してみてもいいでしょう。
キャットタワーを低いものに変えて、遊び方も縦の遊びから横の遊びにしたり、ほかにも段差のないトイレを複数個用意したり、温湿度にも気を配るのも忘れてはいけません。
こうしたバリアフリー化は、直接アンチエイジングに繋がるわけではないですが、猫のストレスを軽減し健康寿命をサポートします。
ただし猫の老化にも個体差があるので、7歳を過ぎたら必ず環境を変える必要はなく、猫それぞれの老化スピードに合わせて対処していきましょう。
【ひとこと】我が家の3匹の愛猫のうち、1匹の老化スピードが早すぎて、トイレなどはその子専用のものをつくりました。
2.まとめ
愛猫が7歳を過ぎたら、人間でいうところの中年期。老化が始まり、様々な変化が見られます。
老化のスピードには個体差がありますが、愛猫の老化に気づいたらぜひ今回紹介したような「アンチエイジング」を実施してみてくださいね。
猫が年齢を重ねても健康で活力のある生活を送れるよう、飼い主としてできる限りのサポートを心がけましょう。