猫は密かに『飼い主の順位』をつけている!その基準4つと減点ポイントは?愛され飼い主を目指そう
「愛猫から一番に愛されたい」そう思う飼い主さんは多いでしょう。実は猫は、飼い主に対して独自の評価基準を持っているようです。
では猫が飼い主をどのような基準で順位をつけているのか、または減点ポイントはあるのか。詳しく解説していきます!
1.猫が決める「飼い主順位」の基準とは?
1‐1.要望を聞いてくれる
猫にとって「要望を聞いてくれる」飼い主は、特別な存在として高く評価されます。
猫は自分の意思や欲求を様々な方法で表現しており、それらのサインを読み取り、応えてくれる飼い主を信頼するのです。
たとえば食事の時間になると特徴的な鳴き方をしたり、トイレの清掃が必要な時には近くでアピールしたり。
これらの要望をしっかりと察知し可能な範囲で応えてくれる飼い主は、猫の「優先順位」があがります。
ちなみに猫の要求に応えるのは、猫が順位を決めるうえでとくに重要としているのだとか。
しかし応えすぎるのも猫の依存心を高めるだけなので、適度に応えるのがポイントです。
1‐2.お世話をしてくれる
猫が飼い主に順位をつける際に重要視するもうひとつの基準が、「お世話をしてくれる」ことです。
猫は自分のニーズを満たしてくれる飼い主を信頼し、安心感を持ちます。「お世話をしてくれる=母猫のような存在」だからです。
たとえば日々の食事の準備やトイレの掃除、ブラッシングといった基本的なお世話をしてくれる人には、より強い信頼感を抱きます。
日々のお世話を通じて示される愛情と配慮は、猫との良好な関係を築く基盤となり、飼い主としての評価を大きく左右する要素となっているようです。
【ひとこと】実家にいたころは母が中心で猫の世話をしていたので、全猫の人気者でした。
1‐3.長い時間を共有する
猫にとって「長い時間を共有する」ことは、飼い主との信頼関係を築く上で非常に重要な要素です。
たとえば在宅勤務で猫と過ごす時間が長い飼い主や、帰宅後にゆっくりと猫と向き合う時間を作る飼い主は、猫からの信頼度が高まる傾向にあります。
さらに一緒に過ごす時間が長いことで、猫の細かな習性や好みを理解できるようになり、「愛猫マスター」になるのも信頼を得る要素になっているかもしれません。
1‐4.嫌がることをしない
猫が飼い主を評価する4つ目のポイントが、「嫌がることをしない」ことです。
たとえば突然大きな音を立てたり、抱きしめすぎたり、知らない場所に連れて行ったりといった行為は、猫にとってストレスとなり、飼い主に対する信頼感を損なう原因となります。
ただし猫は個体差が大きいため、一概に「これが嫌だ」と断言することはできません。ある猫が好きなことが、別の猫にとっては嫌いなことがあるかもしれません。
そのためそれぞれの猫とのコミュニケーションを大切にし、その猫に合った接し方を見つけることが重要です。
2.猫の「飼い主順位」の減点ポイントは?
2‐1.猫のペースを尊重しない
猫との関係において「飼い主順位」を下げてしまう要因は、「猫のペースを尊重しない」ことです。
猫は自分のペースや気分を大切にする生き物であり、飼い主が一方的に触れ合いを求めたり、遊びを強要したりすることは、猫にとって大きなストレスとなります。
たとえば寝ている時に無理に起こしたり、食事中に邪魔をしたり、一人になりたい時に執拗に追いかけ回したり。こういったことは、猫からの信頼を著しく損なう原因です。
とくに初めて家族になった猫やまだ信頼関係が十分に築けていない猫に対しては、より一層の配慮が必要となります。
猫の警戒心が解け、自分から人に近づいてくるようになるまでには時間がかかることもありますが、その過程を焦らないで、地道に信頼関係を構築していきましょう。
2‐2.(嫌いな)お世話をする
猫が嫌うお世話をすることも、順位を下げてしまう原因となる場合もあります…。
嫌いなお世話というのはたとえば、シャンプーや爪切り、投薬など。
こういったお世話を行うと猫はそれを苦痛として記憶し、次回以降はさらに飼い主に抵抗を強める場合もあります。
とはいえ猫に必要なお世話であれば、飼い主も行わないわけにはいけません。
そのためこうした嫌いなお世話をする際には、猫の気持ちを尊重しつつ、少しずつ慣らしていく工夫が必要です。
たとえば爪切りの後にご褒美を与えたり、短時間で終わらせて徐々に時間を延ばすなど、猫にとっての負担を軽減する工夫をしてみましょう。
また猫が神経質になっているタイミングは避けて、なるべくリラックスしているタイミングを見計らうのもポイントです。
このように猫の気持ちに配慮し、ストレスを最小限に抑えられれば、猫との良好な関係を維持しつつ必要なお世話もできるでしょう。
【ひとこと】つめきり担当のわたしは、嫌われ者です…
3.まとめ
猫の「飼い主順位」をあげるには、猫の気持ちを理解し、適切なケアや環境を整えることが大切です。
まずは今回紹介したような評価基準や減点ポイントを意識しながら、日々の猫との暮らしを見直してみてもいいかもしれません。
そして愛猫から「最高の飼い主」と評価されることを、目指してみましょう!