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【河内長野市】すぐに達成できて参加賞付き!日本遺産女人高野デジタルスタンプラリー河内長野周遊コース

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野では毎年いろんなデジタルスタンプラリーを行っているので、できるだけ参加しています。先日もバス1日乗り放題のモックルMaaSを使って中世に出逢えるまちデジタルスタンプラリーに参加しました。

デジタルスタンプラリーは特に公共交通機関を利用する場合、半日以上かかる場合が多いのですが、比較的簡単に済ませられるスタンプラリーなのが、9月1日から始まった日本遺産「女人高野」を巡るデジタルスタンプラリーです。

九度山町の慈尊院
九度山町の慈尊院

女人高野と呼ばれるものは、河内長野の金剛寺の他、高野山の女人堂、九度山町の慈尊院、宇陀市の室生寺があるため、下記のようにすべての女人高野を回るコースと、自治体ごとのミニコースに分かれています。

  • Aコース:日本遺産「女人高野」を巡るコース
  • Bコース:宇陀市周遊コース
  • Cコース:河内長野市周遊コース
  • Dコース:高野町周遊コース
  • Eコース:九度山町周遊コース

今回はCコースの河内長野市周遊コースを選びました。

このように3か所を回るだけでよいのですが、そのうちの2カ所は天野山金剛寺の境内にあるスポットです。これなら時間をかけずにサクッとデジタルスタンプラリーに参加できますね。

ということで実行に移しました。天野山金剛寺までバスに乗り、ふたつのスタンプを頂きます。

天野山バス停に到着しました。

南大門が見えます。さっそく境内に入ってみましょう。

楼門からは多宝塔が見えます。また境内にある観月亭では後村上天皇が月を眺めて都を思っていたとのこと。

昨夜河内長野市内で撮影した月
昨夜河内長野市内で撮影した月

余談ですが今日17日がちょうど十五夜。中秋の名月ですが、2009年ごろまで、十五夜前後の土曜日の夜に観月まつりが行われていたそうです。

右側の建物が観月亭
右側の建物が観月亭

現在は観月まつりは行われていないようで、夜は楼門が閉じられます。ちなみに天野山バス停の目の前にある赤い欄干の橋の名前は観月橋です。

多宝塔を見ていると早くもスタンプが反応しました。

あっけなくひとつ目が手に入りました。スポットの場所は天野山金剛寺の鎮守橋です。

天野山金剛寺の境内は、案内図を見てもわかるように、天野川(西除川)が流れています。

そして、間にいくつもの小さな橋があります。では鎮守橋とはどの橋でしょうか?

案内図を見ても鎮守橋という橋が見当たりません。ただいろいろ調べてみると、屋根がついている橋が鎮守橋のようです。

この絵に、境内の建物や橋が立体的に描かれていますが、画像の真ん中下あたりにを見ると屋根が描かれている恵之橋が該当しました。

南大門に近い橋には屋根がついています。これが恵之橋こと金剛寺鎮守橋であると、文化遺産オンライン(外部リンク)で記載されていました。

鎮守橋という名前の由来を調べると、バス停から道路を挟んだ山の中に鎮守社があるため、寺の伽藍から鎮守社に向かうために架けられた橋とのこと。

屋根付きの橋について調べると全国に250ほどあり、そのうち関西に45ほどあるそうですが、中にはモノレールの駅など、新しい鉄骨の橋も含まれているため、木造の屋根付き橋になるともっと少ないようです。

橋は登録有形文化財です。1941年にかけられた木造の銅板葺で全長が6.4m、幅3mあります。鎮守橋(恵之橋)は、境内と河内長野駅方面行きの天野山バス停とつながっている橋で、無意識に何度も渡っていましたが、デジタルスタンプラリーのスポットになったからこそ、橋のエピソードを知るきっかけとなりました。

さて、デジタルスタンプラリーの続きです。境内にもうひとつあるスポットは天野街道ですが、スタンプが反応する場所は金剛寺の寺務所前です。

というわけで寺務所の前に到着しました。先に天野街道のスポットを目指す場合は、天野山ではなく門前バス停で降りても良いかもしれません。

このようにふたつ目のスタンプが手に入りました。後はくろまろの郷に行くだけです。いつもなら天野山金剛寺から大阪外環状線沿いに歩いてくろまろの郷を目指しますが、まだまだ暑いので途中までバスに乗ることにしました。

天野山金剛寺方面からバスに乗り、くろまろの郷に近いバス停は上原口バス停や水落バス停になります。

私は上原口バス停で降りました。ここからは暑いですが、歩いてくろまろの郷を目指します。

できるだけ近道で歩きます。途中に、地蔵堂がありました。

こちらは上原町会館に併設された小さな神社です。周辺地域でも似たような傾向があることから、かつて旧上原村にあった神社で、明治時代に西代神社に合祀された御霊がまた戻ってきたのかもしれません。

旧道まで出ました。ここから高向方面に向かいます。

高向までくると、一面、田園地帯に変わります。

石川に架かる橋を渡ります。

ちょうど秋祭りの直前に歩いていたので、秋祭りの準備があちらこちらで行われていました。

建物がないので日影が無く、日差しが照り付けていて大変でした。

しかし、この日は風が強かったのが幸いしました。

やがて前方にふるさと歴史学習館が見えてきました。

余談ですが、ふるさと歴史学習館には女人高野に関する展示があります。

天野山金剛寺から実際に出土したお金を展示していました。

ふるさと歴史学習館を過ぎていくと、くろまろの郷に架かる橋が見えてきました。

橋を渡ればくろまろの郷です。

くろまろの郷に到着しました。

そして、最後のスタンプが反応して、3つすべて集まりました。公共交通を使っても1時間余りで達成です。

くろまろの郷ビジターセンターの担当者にデジタルスタンプラリーを達成した旨伝えると、担当者の指示に従って操作し、アンケートに答えると参加証のエコバッグがいただけます。

これが頂いたエコバッグです。どちらか好きな柄を選びます。ただしエコバッグは先着250名様とのことなので、お急ぎください。

くろまろの郷で見つけたポスターです。みどりめぐるマルシェの再開催が決まりました。10月5日土曜日と6日日曜日に行われます。

また毎週土日に秋のフラワーコンサートがあるようです。スタンプラリーのゴール地点がくろまろの郷なので、終わってから花の文化園に回ったり、くろまろの郷で買い物して帰ることができますね。

道の駅奥河内くろまろの郷

住所:大阪府河内長野市高向1218-1

アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス 奥河内くろまろの郷バス停下車すぐ、上高向バス停から徒歩5分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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