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【河内長野市】残暑でも涼しい1日乗り放題バスで制覇!中世に出逢えるまちデジタルスタンプラリーで景品を

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

毎年の河内長野観光の恒例イベント、日本遺産「中世に出逢えるまち」デジタルスタンプラリー2024(外部リンク)が、今年も7月から始まっています。

とはいえ、今年は半端ない暑さなので、8月のお盆前までチャレンジするのをためらっていました。9月が近づき、朝夕は少しずつですが秋めいてきたので、8月下旬の平日に参加してきました。

今回のスポットは次の通りです。

  1. 盛松寺(楠町西1211番地)
  2. 観心寺山門前(寺元475)
  3. 金剛寺楼門前(天野996)
  4. 延命寺(神ガ丘492)
  5. 烏帽子形八幡神社本殿前(喜多町305)
  6. 八幡神社(天見2211)

このスポットを歩いて制覇しようとすれば、天野山金剛寺までバスに乗り、そこから天野街道と西高野街道を歩いて盛松寺までいきます。そのまま高野街道を烏帽子形八幡神社、三日市町から山に登って観心寺、そこから山を降りるように延命寺を経由して千早口駅へ、最後は旧線跡のトトロ街道で天見駅まで行って流谷の八幡神社に行くというルートが考えられます。

とはいえ、まだまだ残暑があります。昼間が涼しくなるのを待つとなれば10月以降と考えられます。そうなるとデジタルスタンプラリーが終わってしまいます。そこで、今回はモックルMaaS(外部リンク)の乗り放題モバイルチケットと南海電車を利用して回ってみることにしました。

平日の朝、河内長野駅に到着しました。時刻は朝8:15を過ぎたところです。もっと早い時間でも良い気がしましたが、デジタルスタンプの反応が朝8:00からとの記載があったので、その時間に合わせました。

バスに乗り込む前に、デジタルスタンプラリーの参加表明をしました。使用するアプリは、Sport Tour。例年河内長野のデジタルスタンプラリーで使用しているものです。

天野山方面のバスが待っていました。記載がみえませんが、「天野山」行きと書いてあります。普段の時間ではあまり見ないレアな行き先です。8:18河内長野駅出発です。

バスには通勤客の姿が多くありました。途中のバス停で徐々に降りていきます。普段ならそのまま天野山に行き、そこから和泉市に入って堺市の光明池かサイクルスポーツセンター方面に行きますが、今回の便では珍しく旭ヶ丘を経由しました。

直通するバスよりも10分遅れ、8:44天野山バス停で下車しました。平日の朝なので、この停留所で降りたのは、私の他にいませんでした。

門に到着すると、いきなりスタンプラリーが反応しました。

このようにスタンプのマークが、いつものファンファーレとともに登場します。

すると、天野山金剛寺の「中世」マークの色が反転しました。つまりスタンプをひとついただいたということですね。

まだ時間が早いのか門が閉じていました。9時から開くようです。

時刻は9:20。時間になりましたので次のバスに乗り込みます。

河内長野駅前のひとつ手前の「西代町南」バス停で下車します。そこから「ラブリーホール前」バス停まで徒歩で移動しました。

次に乗るバスは、9:50発の赤いモックルコミュニティバスです。

5分後の9:55に上田バス停で下車しました。

次に向かうのは烏帽子形八幡神社です。途中直売所がありました。

そして烏帽子形八幡神社に到着しました。

神社に上がる前、階段の途中で反応しました。

ふたつ目のスタンプをゲットしました。

烏帽子他形八幡神社の入口には休憩所があります。

さて今回は補足があります。当初は地図の点線沿いに神社本殿を目指す予定でした。しかし、すでにデジタルスタンプラリーに挑戦した方の情報では、階段を5段上がったところでスタンプの反応があるとのことだったので、急遽高野街道沿いに神社に向いました。ちなみに帰りは喜多の住宅地の中心を斜めに歩きました。

高野街道に入ってそのまま三日市町駅に向かいます。上田バス停でモックルコミュニティバスを待っても良かったのですが、1時間後だったので、歩いて駅に行けると判断したからです。

そしてもうひとつの目的がありました。平日の挑戦ということもあり、スポットの周辺に食事できるお店がありません。そこでフォレスト三日市の1階にあるサンプラザさんでおにぎりを買い、2階の休憩所で軽く食事を済ませました。

三日市駅から天見駅までは電車に乗ります。理由は流谷の八幡神社はバスでは行けないからです。10:55発の急行は橋本までではなく、高野山極楽橋行きとのこと。朝の天野山行きといい、レアな行き先の乗り物に遭遇しますね。

暑いので三日市町駅の冷房の効いた待合室で待機しました。残暑でまだまだ外は暑いですから、デジタルスタンプラリーをする際には、少しでも涼しいところにいて体力を温存しましょう。

極楽橋行きの急行電車に乗り天見駅を目指します。千早口あたりまでくると急に田園地帯が広がっていきます。

11:02に天見駅に到着しました。

天見駅です。八幡神社を目指します。

八幡神社までの道のりです。天見は若干標高が高いためか、三日市町あたりを歩いていた時より暑さが少し和らいでいた気がしました。

8月中旬以降、米の在庫がなくなり思わず焦ってしまいましたが、このように確実に首を垂れた稲穂があります。天見の米は恐らく市場に出回らないと思われますが、各地の米も間もなく刈入れ、そして新米になってこれまで通り販売されるでしょう。

八幡神社に向かう赤い橋が見えてきました。

ここで3つ目が反応しました。

往復20分ほどで天見駅に戻ります。

天見駅からは11:48の電車に乗り、美加の台駅で降ります。

美加の台駅からはバス移動です。次の目的地は延命寺です。

延命寺口バス停で降りました。一般的にはふたつ前、神ヶ丘口バス停で降りるとアスファルトの道を使って延命寺までいけます。

延命寺口バス停から延命寺までの道は、ハイキング道です。この時期は蜘蛛があちらこちらで巣を作っているのと、小さな虫(メマトイ)が目をめがけて寄ってきます。また足場が滑りやすいので、ある程度歩きなれた人向けのコースです。ただ木が生い茂っているので夏の暑さは防げます。

延命寺の前に来ました。青もみじが美しいです。

門の奥を見ると赤っぽくなっていますね。早くも紅葉が始まったのでしょうか?

と、その前にスタンプが反応します。4つ目のスタンプをゲットしました。

紅葉?の正体を確かめに延命寺の中に入ってみましょう。

境内に赤く見えていたものの正体は、百日紅(サルスベリ)でした。

周りが緑色のため、濃いピンクの花の色合いが際立ちます。

拡大してみました。晩夏の日差しに照らされて、南国に来たのかと錯覚してしまいます。

次は観心寺を目指します。ここは直通の交通機関がなく、歩くのが最も早いのでそうしました。

延命寺から観心寺の道は、林道のようになっていて歩きやすいです。

ただ登りがあるので、それだけがきついです。途中が峠になっているため、観心寺側から歩いても同じように登り道があります。

40分くらいかけて、無事に観心寺の入口を示すピンク色の橋の前に到着しました。

観心寺の山門に到着しました。

ここでスタンプが反応しました。あとひとつですね。

大楠公像を眺めながら最終スポットを目指します。観心寺も百日紅、それから白百合(ユリ)もきれいです。さすがは関西花の寺だと思いました。

観心寺バス停の前にあるのは、旅館の旧松中亭跡をリノベしたenさんで、離れの恕意(JOY)さんが見えます。開業準備中でオープンするのが楽しみですね。

13:51のバスが姿を現しました。いったん河内長野駅に戻ります。

当初は河内長野駅から千代田駅まで電車を考えていました。ところが河内長野駅前に到着すると、14:05発の小山田線のバスがありました。急いで飛び乗り、赤峰バス停を目指します。

14:19に赤峰バス停に到着しました。

赤峰バス停の前にあるのは寺ヶ池公園です。

当初は千代田駅から青線のルートで盛松寺に向かう予定でしたが、せっかくのバス乗り放題チケットなので、赤峰から寺ヶ池公園を経由することにしました。距離はありますが、千代田駅からの急な坂を登る必要もなく、寺ヶ池公園という遊歩道に最適な所を通るので、苦も無く行けました。

寺ヶ池です。遠くにはPLの塔が見えますね。

さて、寺ヶ池公園内弁天山広場前で初めて見る施設を見つけました。芝生エリアとベンチです。

7月下旬の弁天山広場
7月下旬の弁天山広場

7月下旬ごろに散歩した画像を見たところ。施設は見当たりません。赤峰市民広場無き後、寺ヶ池公園をリニューアルするような話を聞きました。その一環なのでしょうか。

寺ヶ池公園を後にすると、貴望ヶ丘の住宅地を歩きながら盛松寺に向かいます。

大きな青い看板が見えてきました。盛松寺さんは、きれいにリニューアルされた庫裏が「寺子屋」として活用されるので、これからが大いに期待ですね。

盛松寺の境内に来ましたが、実は途中の坂道でスタンプが反応しました。

ついに最後のスタンプがGETできます。

こうして特典の獲得条件をクリアしました。

すべてがそろうと「中世」マークから「コンプリート」マークに変わっています。

ちょうど西友のある千代田ショッピングセンター、その背後にある金胎寺山、さらに奥にそびえる金剛山が見渡せる地点でした。

あとは特典を頂くために、河内長野駅にある観光案内所を目指すだけです。まずは貴望ヶ丘バス停を目指します。南貴望ヶ丘バス停でもよかったのですが、貴望ヶ丘バス停はベンチと屋根がついているのを知っていたので、そちらを目指します。

貴望ヶ丘バス停です。普通は希望ヶ丘となりそうですが、貴望ヶ丘と「貴」の字を使うところに何か深い意味があるのか、また機会があれば調べてみましょう。

15:24に堺・泉ヶ丘駅方面から来た河内長野駅前行きのバスに乗り込みます。

バスの中です、河内長野駅に向かってバスは順調に走っています。そして15:42に無事に河内長野駅前に到着しました。

今回はこのようなルートで移動しました。電車は天見駅との往復でしたが、バスは以下のように1日乗り放題、モックルMaaSをフル活用しました。南海バスの関係者の方が見たら、青ざめるかもしれませんね。

  1. 河内長野駅前-天野山
  2. 天野山-西代町南
  3. ラブリーホール前-上田
  4. 美加の台駅前-延命寺口
  5. 観心寺-河内長野駅前
  6. 河内長野駅前-赤峰
  7. 貴望ヶ丘-河内長野駅前

このようなバスの使い方をしたため、少しいびつなルートになりましたが、電車と徒歩を利用して、7時間30分ほどをかけて、1日でデジタルスタンプラリーを制覇しました。

※今回は平日利用しました。土日祝日に挑戦する場合はバスや電車の時刻が異なりますので注意しましょう。

ノバティながの南館にある河内長野市観光案内所に到着しました。

到着すると、観光案内所の担当者の方にデジタルスタンプラリー制覇の報告をします。

特典を頂くためには、アンケートに答える必要があります。

景品の紹介があります。いろんな景品が追加となり、何が当たるのかは新井式回転抽選器(ガラポン抽選機)で決まります。

最終的にあるキーワードを入力することで受付が完了します。この辺りの一連の流れは、観光案内所の係りの方が教えてくださいます。

さて、ガラポンこと新井式回転抽選機を回してみましょう。

ちなみに奥を見ると、いろんな景品が置いてあります。さあ、何が当たるのでしょう。

ちなみに玉の色と景品はこのようになっています。薬膳精進カレーやこぐま商店(クマオカキ)なども当たるようです。

このように玉が落ちて何が当たるのかが決まります。青と茶色ですね。念のために補足しておきますが、今回は2名でデジタルスタンプラリーに参加しているので、玉がふたつ落ちています。

こちら青の「清明エンジニアリング賞」ということで、手作りの手鏡とのこと。ワークワクワク河内長野で紹介されるような、頑張っている地元企業の製品がデジタルスタンプラリーの景品に含まれているのはとても素敵なことだと思いました。

ちなみにこちらは、ZAKKA PINCHです。日本遺産「中世に出逢えるまち」デジタルスタンプラリー2024は、11月30日まで開催です。

河内長野市観光案内所(外部リンク)

住所:大阪府河内長野市長野町5-114 ノバティながの南館1階

TEL:0721-55-0100

営業時間:9:00~17:00

定休日:年末年始

アクセス:南海近鉄河内長野駅から徒歩1分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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