Yahoo!ニュース

スーツ姿も全裸も完璧?! トム・ヒドルストンは、あのテイラー・スウィフトを落とした男

渥美志保映画ライター
(写真:REX FEATURES/アフロ)

今週末公開の『ハイ・ライズ』は、ある高層マンションを舞台に、高層階に住むセレブと、低層階に住む中産階級の対立が激化し、破滅まで突き進んでゆくという寓話的でシュールな物語。

端正でどこかレトロフューチャーな世界の崩壊は美しくもグロテスクで、好きな人にはたまらない作品になっていますが、私にとって一番の魅力は「トムヒ」こと主演俳優トム・ヒドルストンです。

画像

『マイティー・ソー』『アヴェンジャーズ』のロキ役で大ブレイクした彼は、いまやあの「シャーロック」ことベネディクト・カンバーパッチもしのぐ勢いの人気俳優。貴族の血筋で出身は名門イートン校、ウィリアム王子(とエディ・レッドメイン!)はひとつ後輩という、女子が妄想する「英国男子」を地で行くお方です。

ロキ役ではお茶目なワルぶりを見せてくれましたが、この作品ではその出自を思わせる品の良さで登場し、スーツの着こなしなんて隅々まで隙の無い完璧ぶり。

画像

にもかかわらず無意味にむやみに脱いでるのがおかしいのですが、それでも鍛え上げた肉体がこれまた完璧で、マッパでも忘れないエレガントな立ち居振る舞いも完璧です。

そんな優雅な彼が、物語が進むにつれてどんどん壊れてゆく様も、これまたたまりません。

画像

20代女子にとっては、猛アタックの末にテイラー・スウィフトをモノにした男として、より広く知られているかもしれません。

ローマでの手つなぎデートとか、「中学生か!」と思うような「I(ハート)T.S.」と書かれたタンクトップ姿とか、そのイチャイチャぶりも話題ですが、テイラーはすでにトムヒの家族にも会っていて、すっかり気に入られているとか。これまで付き合ってきた人とは血筋からして違いますから、このままゴールインなんてこともあるかもしれません。もちろん、新たな曲のネタにされて終わる可能性も無きにしも非ず、ですが。

ちなみにこの『ハイ・ライズ』、イギリス映画だけに英国男子が目白押し。『ホビット』のワイルドな肉体派、ルーク・エバンスや、『ダメージ』『ロリータ』など年下女子に翻弄される役をやらせたらピカイチの元祖・退廃系英国男子(という年でもないけども(^^;))のジェレミー・アイアンズなども素敵ですよ~。

ジェレミー様は男子…じゃないっすね。
ジェレミー様は男子…じゃないっすね。
映画ライター

TVドラマ脚本家を経てライターへ。映画、ドラマ、書籍を中心にカルチャー、社会全般のインタビュー、ライティング、コラムなどを手がける。mi-molle、ELLE Japon、Ginger、コスモポリタン日本版、現代ビジネス、デイリー新潮、女性の広場など、紙媒体、web媒体に幅広く執筆。特に韓国の映画、ドラマに多く取材し、釜山国際映画祭には20年以上足を運ぶ。韓国ドラマのポッドキャスト『ハマる韓ドラ』、著書に『大人もハマる韓国ドラマ 推しの50本』。お仕事の依頼は、フェイスブックまでご連絡下さい。

渥美志保の最近の記事