「くも膜下出血」が起こるとどうなる?-くも膜下出血の原因や症状を分かりやすく解説!
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ご覧いただきありがとうございます
おがちゃん先生です。
今回は「くも膜下出血」が起こると、
どんな症状が現れるのか?解説していきます。
くも膜下出血とは?
「脳」は柔らかい組織でありながら、
とても大切な情報が詰まっているので、
"頭蓋骨" や3層構造の "髄膜" に守られています。
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髄膜は、硬膜→くも膜→軟膜という構造で、
くも膜と軟膜の間を「くも膜下腔」といい、
ここは「脳脊髄液」で満たされています。
脳が、脳脊髄液という "プール" に、
ぷかぷか浮かんでいるイメージです。
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そして、「くも膜下出血」は、
何らかの原因により、血管が破綻して、
くも膜下腔に出血が生じた状態です。
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くも膜下出血の症状は?
くも膜下出血の症状は、
「突然、バットで殴られたような…」
という "突然の激しい頭痛" が特徴です。
その他に、意識低下・嘔吐・強い悪心・
めまいなどの症状を伴うこともあります。
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しかし、なかには微量のくも膜下出血であり、
「激しい頭痛ではない方」もいます。
くも膜下出血が起こる原因は?
くも膜下出血が起こる原因で、最も多いのは
「脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)」です。
脳動脈瘤とは、脳の血管がコブのように
膨らんだもので、この脳動脈瘤が破裂する
ことで、くも膜下出血につながります。
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また、脳動脈瘤の破裂によるくも膜下出血は、
●社会復帰できる患者
●重度の後遺症を残す患者
●命を落とす患者
の割合がそれぞれ1/3ずつといわれています。
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その他に、もやもや病・脳動静脈奇形・
外傷などが原因で起こることもあります。
くも膜下出血を予防するには?
前述したように、くも膜下出血の原因で、
もっとも多いのは「脳動脈瘤」ですが、
脳動脈瘤が発生する原因は、
未だはっきりとはしていません。
そのなかで、高血圧・喫煙歴・多量の飲酒・
家族歴などが危険因子になるといわれています。
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なので、高血圧の予防(食生活の
改善や定期的な血圧の測定など)、
禁煙・節酒などが大切です。
最後に(頭痛の注意点)
頭痛には、命に関わらない"一次性頭痛"と、
命に関わることがある"二次性頭痛"があります。
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特に、突然の激しい頭痛・頭痛だけではなく、
しびれや意識低下などの症状も伴う場合は、
早めに医療機関へ受診するようにしましょう。
では、今回はここまでです。
参考になれば幸いです。
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【参考文献】
・加川 瑞夫, 鰐渕 博(1993)「くも膜下出血と頭痛」日本内科学会雑誌/82 巻/ 書誌
・医学情報科学研究所(2012):「病気がみえるvol.7,脳・神経」第1版,メデュックメディア
・伊藤和憲(2018):「痛み・鎮痛の基本としくみ」第1版株式会社 秀和システム
・日本脳卒中学会 脳卒中ガイドライン2015〔追補2019〕委員会(編集)「脳卒中治療ガイドライン2015〔追補2019〕」
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(Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム記事より)
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おがちゃん先生について
・ウィルワン整体スクール卒
・インスタグラムフォロワー1.5万人超
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・bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
・解剖生理学オンラインサロン運営
・東京都麹町半蔵門にて整体活動中
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