法令に基づく4年に一度の「ガス設備調査」は怪しくない!調査費無料で危険を回避できる
先日「法令に基づく4年に一度の”ガス設備調査”のご案内」が届きました。最近はいろんな犯罪が多いため、取り敢えずなんでも怪しむようにしています。
しかし、このガス調査はガス事業法に基づいて、4年に1回以上実施することが義務付けられているので怪しくありませんでした。
ガス機器に故障があると火災や爆発事故が起きる可能性があります。そこで今回は「怪しくないガス設備調査」についてお伝えしましょう。
大阪ガスからの案内がきたので調べて見た!
調査日の約10日前に、上記のパンフが同封された案内が郵送で届きました。最近の詐欺犯罪は巧妙になっているため「もしかすると、家に入り込んで居座る系なのか?」と、若干の疑いを持ちつつ大阪ガスのサイトを閲覧しました。
すると、郵送内容と同じパンフが掲載されており、調査日の変更もできるとのこと。従って、間違いなく正規の大阪ガスからの案内であることが分かりました。
4年前にも同じ調査を受けているはずですが、記憶になかったもので疑ってしまいました・・(大阪ガスさん、ごめんなさい(汗))
大阪ガスの公式サイトには調査員の特徴も掲載されている
大阪ガスの公式サイトには、次のような調査員の特徴も記載されています。実際の調査時に来訪した調査員がマーク付きの制服を着て、携行している証明書を見せてくれれば大丈夫です。
ガス設備調査とはどのような調査なのか?
ガス設備調査とはどのような調査なのか紹介しましょう。これも、パンフの裏面に記載されています。
・ガス配管などのガス漏れを検査
・ガスふろがま、ガス給湯器の給排気設備を調査
パンフには上記のように記載されています。実際に我が家で行われた調査は、家の外に設置してあるガス給湯器と、それにつながるガス管からのガス漏れや配管の腐食を調査。お風呂の浴室乾燥機と台所のガスレンジの調査が行われました。
また、案内には次の条件も記載されています。
- 大阪ガスの全てのお客さまが対象
- 調査費用は無料
- 立ち合いが必要
- 所要時間は10~15分
3の立ち合いが必要な理由は、調査員が住宅内にあがってお風呂やキッチンを調べるために、問題なく調査しているか監督するためです。
調査員の方も立ち合いが無いと何かトラブルが起きると困るので、お互いに嫌な思いをしないためにも立ち合いは必須といえますね。
実際に調査しながら、掃除の仕方や現状などいろいろ情報をくれるので勉強になりました。ただし、家の外については立ち合いなく調査が終わります。
目視検査が基本となるため、所要時間は確かに全ての調査が10分ほどで完了しています。ただ「目視で調査って大丈夫なの?」と思われるかも知れませんね。
その点はやはり、ガスのプロが調査するので心配はありませんでした。
点検が完了すると口頭でなく「ガス設備調査結果のお知らせ」が発行される
これは点検終了後に発行される「ガス設備調査結果のお知らせ」の実物です。
口頭だけで「大丈夫でした!」といわれるよりも、結果をその場でプリントアウトして渡されるのも、安心材料のひとつと感じました。
ガス機器のチェックリストも提供される
調査が完了すれば、ガス機器のチェックリストも提供されます。チェックリストを確認すると「あ~それね!」と思える内容から「なるほど!」と、改めて勉強になる項目もあります。
また、異常があった場合の連絡先も掲載されているため、いつでも見られる情報ボードに貼り付けています。よい機会なので、本記事で紹介しておきますね。
ガス給湯器・ふろがまのチェックリスト
ガス温水浴室暖房乾燥機のチェックリスト
ガスコンロのチェックリスト
ガス小型湯沸器のチェックリスト
デジタルカタログ形式の「あんしんガイド」を紹介
調査費無料で危険を回避しよう!
実際に自分たちでガス器具を点検しているかと考えると、キッチンのガスコンロの着火を確認するくらいですよね。
外に設置しているガス給湯器に問題がないかなどは、先のチェックリスト項目以外では素人が見ても分かりません。
そう考えると、このガス点検は4年に一度でなく1年に一度にして欲しいくらいです。
今回は筆者が大阪ガス管内であるために、大阪ガスを例にしていますが、東京ガスや広島ガスなど、全国のガス事業者で行われています。
また、オール電化の家庭では「我が家は関係ないね」でなく、家庭用の電気設備も「電力会社が4年に1回以上の頻度で調査を実施すること」が、義務付けられています。
現在の日本では全ての家庭が電気を使用していますから、オール電化の家庭もガス併用の家庭も全てが調査対象です。
そのため、点検の案内がきたら怪しまないで「ろう電やブレーカーの破損など」を、チェックしてもらいましょう。