【腰痛緩和】腸腰筋ほぐしストレッチ
「腸腰筋（ちょうようきん）」という筋肉の名前を聞いたことがありますか？ 上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉で、足を上げて歩くときに働きます。腸腰筋が硬くなってしまうと、さまざまな体の不調を招いてしまいます。一緒に硬くなった腸腰筋をほぐしていきましょう！
腸腰筋とは
「腸腰筋」は、大腰筋（だいようきん）、小腰筋（しょうようきん）、腸骨筋（ちょうこつきん）の３つの筋肉の総称です。体の深いところに位置する深層筋肉です。座る時間が長かったり、股関節を曲げた状態が続くと、腸腰筋は固まってしまいます。
腸腰筋が硬くなると起こること
腸腰筋が硬くなると、以下のことが起こりやすくなります。
・姿勢が悪くなる
・腰痛
・下腹部がぽっこりする
・お尻が垂れる
・歩くときにつまずいてしまう
腸腰筋は、骨盤の内側から腰の骨の前側についている筋肉なので、筋肉が収縮することで腰の骨が前に引っ張られてしまいます。
「反り腰」になることで、お腹の筋肉が緩み下腹部がぽっこりしたり、腰の負担から腰痛になったりします。日頃から硬くなった腸腰筋をほぐしていきましょう！
腸腰筋ほぐし「三日月のポーズ」アレンジ
「三日月のポーズ」というヨガポーズがあります。脚を前後に大きく開くポーズなので、硬くなった腸腰筋をしっかりと伸ばすことができます。無理なくほぐすために、緩和のポーズをご紹介しますね。
やり方
①左ひざを立てます。ひざの下にかかとがくるようにしてください。左足の両脇に、両手を置きます。
②右ひざを伸ばした状態で、後ろに伸ばしていきます。右脚の付け根をしっかりと伸ばすために、腰から丸くならないように気をつけてください。背骨１本１本を遠くに伸ばすイメージで行ってください。
③このままの姿勢で、呼吸をしながら30秒キープをします。両手を床から離し、左太ももの上に乗せます。上半身を脚の付け根から、ゆっくりと起こしていきます。
④腰を落とすことで、さらに腸腰筋が伸びます。こちらの姿勢で、呼吸を続けながら30秒キープをしましょう。
⑤まだまだいけるという方は、両手をバンザイしましょう。下半身強化をすることができます。こちらも30秒キープをします。
⑥自分のできる範囲で大丈夫です。反対側も同じように行なっていきましょう。
