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【速報】香川県ゲーム依存対策条例が成立

木曽崇国際カジノ研究所・所長
(写真:アフロ)

懸案となっていた県内の子供達のゲーム利用時間を平日60分を上限と推奨する香川県ゲーム規制条例が成立し、4月1日より施行されるそうです。以下、ネットメディア「ねとらぼ」へのリンク。

香川県の「ネット・ゲーム依存症対策条例」が可決

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2003/18/news081.html

本条例の成立にあたって行われたパブリックコメントの結果も先日発表されましたが、集まったコメントが示している通りとにかく論議が生煮えの状態で、用語の定義は元より、条例が求めている努力義務が課されている対象も、その内容も曖昧。何よりもこの条例の前提となる「ゲーム依存」に関する論議自体が、国政レベルにおいてもまだ論議を開始したばかりの状況下で、なぜこのタイミングでいち地方自治体が主導して条例制定を急ぐことが必要なのかが全く判らないというのが実態です。現在、国政レベルで行われているゲーム依存論議の問題点は、私のyoutubeチャンネル側でも先日纏めました。もしご興味のある方は以下をどうぞ。

実は私、遥か昔、ギャンブル依存対策論議が我が国で持ち上がり、左派系論客を中心ん「ギャンブルそのものをさせない事が一番の依存対策」などと、殊更に主張する人達に対して、以下の様なツイートをしたことが有りました。以下、2014年7月の私のツイート。

上記はあくまで「ギャンブルそのものをさせるな/禁止せよ」論に対してあくまで例え話として持ち出した話だったのですが、まさかそれを地でやっちゃう自治体が現れるとは。。私としては苦笑いをする他ありません。

国際カジノ研究所・所長

日本で数少ないカジノの専門研究者。ネバダ大学ラスベガス校ホテル経営学部卒(カジノ経営学専攻)。米国大手カジノ事業者グループでの内部監査職を経て、帰国。2004年、エンタテインメントビジネス総合研究所へ入社し、翌2005年には早稲田大学アミューズメント総合研究所へ一部出向。2011年に国際カジノ研究所を設立し、所長へ就任。9月26日に新刊「日本版カジノのすべて」を発売。

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