【夏の離乳食】食事からも水分を賢く摂るコツ!管理栄養士ママが行ってきたこと。
離乳食専門家の管理栄養士のしょこです。
夏はこまめな水分補給が必要とよく聞きますが、飲み物だけで摂るのは大変です。離乳食からも水分を賢く摂って夏を乗り切りましょう。
乳幼児期の水分補給のキホンについては
こちらの記事でまとめています。
そもそも離乳食は、柔らかくしたり・とろみを付けたり基本的に水分が多いです。離乳食の段階が上がると、固形物の割合が増えますが、食べる量が増える=食べ物から摂れる水分量も増えるため、水分が足りないかも?と不安になる必要はありません。
むしろ、食べれる食材が増えるのでバリエーションが増えます。
実際に私が行っていた離乳食から水分を摂る工夫を紹介します。
1、汁物をプラス
1番簡単な摂取量を上げる工夫です。
イオン飲料のパッケージに書かれている、失われやすい電解質(聞いたことありませんか?)その電解質の1つがナトリウム(塩分)です。汁物で簡単に摂れます。
また水分量を増やすという観点では、カレーやシチューはお子さんが食べやすいメニューなので取り入れやすいです。
暑いと冷たいものばかり摂りがちになりますが、摂りすぎると体の冷えや消化不良の原因にもなるため温かいメニューと組み合わせてバランスよく摂取しましょう。
2、水分が多く含まれる食材を組み合わせる
簡単なものだと・・豆腐・ヨーグルト・果物など
1品としてそのまま出せますし簡単ですね。
離乳食のお子さんが好きな果物の水分割合
オレンジ・・87%
りんご・・86%
バナナ・・74%
パンが30%〜40%なので多いのが分かります。
3、実は夏の食材が優秀
夏野菜は水分量が90%以上のものが多いです。
トマト・きゅうり・なす・おくら・ズッキーニ・ピーマン・とうもろこし・スイカなど・・・
水分を多く含むため体温を下げたり、夏バテ防止にもなります。そして何より旬の食材は栄養価が高い!皮が柔らかい・素材の味が濃いので成長の爆発期の味覚形成・調理の面でも優柔なんです。
初期食のペーストですと、ポタージュなど調理の手間にならない程度で構いません。取り入れてみてはいかがでしょうか。
4、ごはんの水分も侮れん!!!
炊飯したご飯には、60〜70%の水分が含まれます。100gのご飯だと65gが水分です。
また、お粥(5倍がゆ)は80〜90%が水分になります。パンと比べるとご飯の方が水分量が多いですね。
5、朝ごはんは抜かないで!
1日の20〜30%は食事から摂取されると言われています。そのため、朝ごはんを抜くことで食事から摂取できる水分量の低下、必要エネルギー量の低下になり、日中の体力や集中力の低下に繋がります。
成長過程の需要な時期なので、少しでもいいので朝ごはんを抜かないようにしましょう。
1日の水分摂取の目安はこちら
1日の水分摂取の目安は、『飲む水分・食事からの水分・体を代謝する水分』の合計になります。汗をたくさんかく場合は多めに摂るなど参考にしてみてください。
最後に!!
保育園や幼稚園に通い出すと、朝が忙しくなりがちです。忙しい時でも簡単に摂れる商品をストックしておくと便利です。我が家でも水分補給にもなる商品をストックしています。
①ベビービオ:無添加のスムージー(詳細はインスタの投稿でまとめています)
②こどもじゃがぽた、こどもこんぽた:子ども用の粉末スープの素