【離乳食の疑問】夏の麦茶は危険?麦茶にこだわる必要はなし!管理栄養士ママ解説
こんにちは!管理栄養士のしょこです。
暑い日が増えてきました。高温多湿の中、注意したのが食品の取り扱いです。
食べ物が腐りやすくなり、最悪の場合、食中毒の危険性も高まります。
乳幼児期の水分補給では麦茶が身近な飲み物ですが、麦茶に含まれるデンプンは、腐敗しやすいため夏場の取り扱いには注意したいです。
しかし過度に不安になる必要はありません。そして麦茶にこだわる必要もありません。
理由を説明します。
1、保管期間を知る
2、外出時の注意点は?
3、用途に合わせて選ぼう
4、麦茶にこだわる必要はない理由
1、保管期間を知る。
夏場関係なく、手作りした場合の水出し・沸騰時の目安です。
あくまでも目安なので、その日に飲める分だけ作る・小分けにして冷凍するなど工夫もできます。
手作りする際に、細菌を増やさないポイントとして
・清潔な容器に入れる。しっかり洗浄し乾燥させてから使いましょう。
・麦茶パックを入れたままにしない。
・冷えたら速やかに冷蔵庫保管する。
また、乳幼児の場合、特に決まりはありませんが、煮出しがおすすめです。
2、外出時の注意点は?
夏場ですと、高温多湿で菌が増えやすい環境下になります。持ち歩く際は、
・保冷ボトルや保冷バックに入れる。
・飲み切れる量にする。
・市販品にする。
数時間で菌が繁殖し、体に影響が起きることは考えにくいので過度に不安になる必要はありません。
3、用途に合わせて選ぼう
手作り以外にもペットボトルや紙パックの市販品、1回分だけ作れる粉末などたくさんの商品があるので、用途によって使い分けてみて下さい。
4、麦茶にこだわる必要はない理由
乳幼児期の水分補給は以下の通りです。
栄養補給源が
・母乳やミルク・・水分も母乳やミルクで十分
・離乳食以降・・麦茶や水
厚生労働省の授乳・離乳ガイドにも、最適な栄養源は乳汁であると記載があります。
栄養補給源が母乳やミルクの場合は、他の水分でお腹がいっぱいになり、本来必要な栄養源が摂れなくなってしまうため、麦茶は無理に飲ませる必要はありません。
離乳食と母乳orミルクの場合だと、迷われてしまいますが、離乳食・母乳orミルクで補えない水分を麦茶か水で補うイメージです。
また、必ずしも麦茶である必要はなく、水でも十分水分補給になります。
最後に!!
夏場だから麦茶が危険と過度に不安になる必要はありません。菌が増えないよう基本的な知識を知っておくだけで十分です。
また、麦茶の種類も豊富なので、保管時間や保管場所が心配な場合は活用してみて下さい。
いづれにせよ、麦茶だけにこだわる必要はなく、夏場の水分補給はこまめに摂ることが大事です。