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【夏の水分補給】娘にはいらない!イオン飲料を飲ませない理由・・管理栄養士ママ解説

管理栄養士しょこ離乳食・補完食専門家|不安を減らしてママの笑顔増やす!

離乳食専門家の管理栄養士しょこです。

夏の水分補給はこまめに摂ることが大切です。

何を飲ませていますか?

乳幼児期の水分補給で適している飲み物は「ミルク・母乳・水・麦茶」です。

3ヶ月〜と記載があるイオン飲料もありますが、日々の水分補給では必要ありません!(夏の水分補給のキホンはこちらで詳しくまとめています。)

その理由を4つ説明します。

1、国のガイドでは不要

厚生労働省の離乳・授乳ガイドでは、イオン飲料について以下の内容で記載されています。

イオン飲料の多量摂取による乳幼児のビタミン B1欠乏が報告されている。授乳期及び離乳期を通して基本的に摂取の必要はなく、必要な場合は、医師の指示に従うことが大切である。         厚生労働省「授乳・離乳ガイド」より

イオン飲料は基本的に摂取の必要はないのです。

たくさん摂ることで糖を分解するビタミンB1が使われてしまい、疲れやすい・集中力の低下・イライラなどの症状が現れます。

乳幼児期含め、夏の水分補給であっても安易にイオン飲料を飲むことは多量摂取のリスクがあるためおすすめできません。

イオン飲料水の多飲による ビタミンB1欠乏症 - 日本小児科学会

2、糖分が多い

飲みやすくするため糖分が多く含まれています。(ベビー用も同様)

糖分には、中毒性があるので、

甘くて飲みやすい→癖になる止められない→多量摂取(ビタミンB1欠乏・虫歯・肥満)

そして、離乳食の食べが悪くなると栄養不足にも繋がります。

癖になる前に大人がコントロールして日常使いはやめましょう!

3、イオン飲料=経口補水液ではない

違いを知っていますか?どちらも体内の水分バランスを整える電解質が入っていますが、同等の飲み物ではありません。違いを理解し、本当に必要な時に適切なものを選んで飲みましょう。

イオン飲料:電解質濃度 低い、糖濃度 高い

経口補水液:電解質濃度 高い、糖濃度 低い

4、暑くても基本の水分補給+離乳食で十分

暑い日でも、日々の水分補給や離乳食からでも十分電解質は補ます。

・たくさん汗をかいたとき

・お風呂上がりや散歩の後

・夏場の暑い時

・暖房などが空気が乾燥してる時

・熱中症予防に

全てイオン飲料は不要です。

イオン飲料は電解質が補えても栄養補給の飲み物ではありません。

追加で電解質が必要になる時

食欲の低下・下痢や嘔吐があった時です。
OS1は乳児から飲むことができますが、まずは医師に相談して下さい。

どうしてもOS1が購入出来ない時、体調不良時の時だけイオン飲料を

活用するなど違いを理解した上で活用できると良いですね。

どのぐらい水分が必要かはこちらでまとめています。

OS1については公式HP確認してみてください。

最後に

乳幼児期は体温調整が未熟なので、脱水しやすいと言われていますが、基本の

水分補給と食事で電解質は補ます。なんとなくの目的でイオン飲料を選んでいたら癖になる前に見直してみましょう。

3ヶ月からイオン飲料が飲めるだけで、必ず飲む必要はありません。必要な時のみ頼りましょう。

夏の麦茶についてもまとめています。

熱中症になったら・予防は、こちらの資料が参考になります。(佐久医師会 - 教えて!ドクター)

離乳食・補完食専門家|不安を減らしてママの笑顔増やす!

Instagramにて離乳食・補完食について発信中!管理栄養士歴14年目。病院・保育園にて離乳食の献立や調理経験を活かし、「不安を減らして離乳食時間を親子のかけがいない時間に」という想いで活動中。 現在3歳児の子育て中、自身の補完食やたんぱくリッチ離乳食の経験もたっぷりお伝えしています。

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