管理栄養士のしょこです。
「お子さんがお肉をなかなか食べてくれなくて、栄養バランスが気になる…」

そんなママも多いのではないでしょうか。

乳幼児のお子さんだと、お肉が噛みちぎれず、もぐもぐしてもペッと出してしまうことがありますよね。

お肉は良質なたんぱく質を豊富に含み、乳幼児期の急速な成長を支えるために欠かせません。この時期、身体や脳の発達をサポートするために、たんぱく質は特に重要です。

たんぱく質は、炭水化物・脂質と並ぶ３大栄養素の一つで、筋肉や臓器、皮膚の成長を助け、免疫機能を強化します。

お肉が噛みちぎれず、もぐもぐしてもペッと出してしまう理由は・・

味や見た目が苦手も理由の１つですが、お肉が噛みきれず、お口に入れても出してしまう理由の１つに筋肉繊維が硬く、噛み切りにくいことがあります。
これを解決するために、以下の2つをおすすめします。

• 塩麹を使う
  塩麹に含まれるプロテアーゼ（たんぱく質分解酵素）は、たんぱく質をアミノ酸に分解して、食材の旨味を引き出し、お肉を柔らかくします。これにより、お子さんでも噛みやすくなります。さらに、塩麹には腸内の善玉菌のエサになるオリゴ糖も含まれており、継続的に摂取することで腸内環境を整える助けになります。
• 手羽中を使用する
  手羽中は繊維に沿って裂けやすく、割いたときにお肉が薄くなるため、噛む力が弱い乳幼児でも食べやすくなります。

この工夫を活かした塩麹チキン「混ぜて焼くだけ」なんです！！！

鶏肉と塩麹さえあれば、簡単にできて、子どもも食べやすい一品に。忙しい日でもササっと作れるので、ぜひ試してみてくださいね！

ポイント

①強火だと、表面だけ焼き目がついて中まで火が通らないので、中火で蓋をして蒸し焼きにすると中にも火が通りやすい！！！

②焦げそうな場合は、電子レンジで加熱するとお肉が硬くなり過ぎない。

塩麹に迷ったら無印！

どの塩麹がいい？どこで買えばいいの？と迷ったら無印良品で購入が出来ます。

もちろん、スーパーで購入出来るものでも構いません。

最後に！

乳幼児期は噛む力が発達途中なので、お口の成長に合わせて調理方法を工夫してあげると食べやすくなります。

今回ご紹介したように、塩麹を使うだけで簡単にお肉が柔らかくなるレシピもあるので、取り入れやすいですよね。

ただし、お口の発達に合わせ過ぎてやわらか過ぎるものばかりにすると、噛む力が育ちにくくなります。手羽中であれば、繊維に沿って裂けやすく薄くなるため、噛む練習にもぴったりです。

お子さんが楽しく、少しずつお肉に慣れてくれるきっかけになれば嬉しいです！

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