ノート(212) オレンジのフリースが話題に ただならぬ雰囲気で始まった陸山会事件の証人尋問
~続・工場編(5)
受刑234/384日目
オレンジ色のフリース
この日は東京地裁で陸山会事件の証人尋問があり、紺色のジャージ上下にオレンジ色のフリースを羽織るスタイルで出廷した。
証人尋問後、この姿が一部のマスコミで面白おかしく報道されたが、優秀な大学を出ている有能な記者であっても、刑務所の実情など何も知らないのだと驚かされた。服装の自由が認められていない受刑者に衣装を選択する余地などなく、これらは全て刑務所が用意してくれたものだったからだ。
一昔前の囚人服はドブネズミ色が定番だったが、昨今は色彩心理学の立場から受刑者が少しでも前向きになれるように、「オシャレ化」が進んでいる。
この記事は有料です。
元特捜部主任検事の被疑者ノートのバックナンバーをお申し込みください。
元特捜部主任検事の被疑者ノートのバックナンバー 2022年7月
税込1,100円(記事3本)
2022年7月号の有料記事一覧
※すでに購入済みの方はログインしてください。