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大雨の日でも洗濯物を爽やかに乾かす #専門家のまとめ

藤原千秋ライター、住生活ジャーナリスト
(提供:イメージマート)

台風1号が発生。2024年も本格的な雨の季節に入ります。しかし天気予報がたとえ「大雨」の日でも、生活している限り出続けるのが洗濯物。溜めれば悪臭待ったなし。この時期の洗濯物を上手に洗い、乾かすコツとは。

ココがポイント

▼まずは「正しい洗濯」をしましょう。心のおもむくままに洗剤や柔軟剤をジャンジャン入れるのはNG!

洗っているのに衣類から「雑巾臭」梅雨から夏に頻発 “スメハラ”防ぐ洗濯術とは(Yahoo!ニュース エキスパート 藤原千秋)

▼濡れた洗濯物は、空気に触れる面積を広くするほど、乾きやすくなるという道理。しかし警視庁直伝とは…!
ペットボトルで時短!洗濯物を早く乾かす裏ワザ 警視庁直伝の“一工夫”とは(テレ朝news)

▼洗濯槽クリーナーは部屋干し臭の逓減に効果大。ただし強力なものほど「濯ぎ」の空運転2〜3回は必須です。

文字通りいろいろウルトラハードな洗濯槽クリーナーを使ってみた(家電Watch)

エキスパートの補足・見解

「天気が悪いので必然的に部屋干し」となるご家庭の増える時期だと思います。このとき、こと「節約」重視で行けば洗濯物はある程度溜めてからの「まとめ洗い」をしたくなるのが、昨今のエネルギー価格上昇におびえる、私たちなのでは。

でも、洗濯物をできる限り臭くなく爽やかに乾かしたいならば、高価な乾燥機はなくてもいい、もったいないエアコン(ドライ)もかけなくていいので、とにかく「こまめに」「少量ずつ」洗うようにするのがポイント。大袈裟にいえば、洗濯機に入れる量を通常の「半分」にする。

そうすることで洗剤水がしっかり汚れにリーチし、濯ぎ残しも発生しにくくなるためです。

部屋干し用のピンチハンガーなども1つで回していたなら、小さいもので良いので、もう1つ購入。とにかく干し場を「倍」にする。

そうして、1回に干す量を少なく、1か所に干す量も少なく。それだけを意識して、できる限り「スカスカ」な状態で、いつものように部屋干しするようにしてみてください。

びっくりするほど爽やかに干しあがるでしょう。騙されたと思ってぜひ試してみてください。

ライター、住生活ジャーナリスト

「家のなか」の事をテーマにウェブ、雑誌、新聞等で執筆。大手住宅メーカー営業職を経て2001年よりAllAboutガイド。主な著・監修書に『人生が整う 家事の習慣』(西東社)、『ズボラ主婦・フニワラさんの家事力アップでゆるゆるハッピー!!』(オレンジページ)、『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)等。2020年1月より東京中日新聞にてコラム『住箱のスミ』連載中。

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