はらぺこライターの旅人間です。今回は山梨県富士吉田市で見つけた魅力的な店を紹介しよう。それは単にグーグルマップで”気になる店名”があったので行ってみた！というもの。しかし、これが大ヒットだったのだ。

この店の名は「団地ラーメン」という。なんだか気になるでしょ。

実は富士吉田市まで来たが大雨で…。予定の一部が中止となってしまった。

せっかくなので、この近辺で何かない？と調べた時に地図上に出てきたのが同店だった。「団地ラーメン」なんてネーミングを令和の時代に名付ける者はいないだろう。平成でも考えにくい。

「昭和の趣を残した野暮ったい店に違いない」と思って来てみたら、その想像を遥かに超えたシュールな外観、思わず嬉しくなった。

しかも、本当に周囲には団地があるではないか！

店内はカウンターだけの小さなお店。ドラマのワンシーンに出てきそうな雰囲気でもある。

シンプルにラーメンを注文しようかと思ったが、今回は何となく「チャーシューメン」が気になった。

店主にお話を聞いてみると、この店では全て手作りなんだとか。チャーシューもメンマも自家製。更に麺も自家製だとか。

あっさり味しててホッとする味わいのスープ

チャーシューも今どきの蕩けるとかではない。しっかりと歯ごたえと弾力があるけど柔らかい。脂身やこってり感はない。アッサリ系だ。

麺は程よい歯ごたえがある。

食べ終えてから店主に「すっごく美味しかった」と言うと「丁寧に作っている」と不器用な笑顔で話してくれた。一番人気のメニューは？と聞けば「味噌ラーメン」だとか。味噌も自家製だそう。

「しまった！食べる前に聞いておけばよかった」と思わず、すると店主は「そんなことはない」と落ち着いた口調で遮りながら「全て自家製だから、それぞれの良さがある」と話す。この余裕、ちょっとカッコいい。

雨で予定が変わって、店名が気になった店にやって来た。キッカケは偶然だったけど隠れた名店に出会えた気分だ。天候不良も時には悪くない。

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