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オズーナが1試合2本塁打で大谷との差を2本に縮める。20本到達のローリーは今月6本目のホームラン

宇根夏樹ベースボール・ライター
カル・ローリー(シアトル・マリナーズ)Jul 11, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 7月12日、マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)は、5回表と9回表にホームランを打った。シーズン25本目と26本目だ。

 この日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、9回表に二塁打を打ち、1打点を挙げたが、ホームランはなく、シーズン28本塁打のまま。大谷とオズーナの差は、2本に縮まった。スタットキャストによると、大谷の二塁打の推定飛距離は403フィート。ワンバウンドした後、センターのフェンスを越えた。

 オズーナは、6月23日から7月4日まで、11試合続けてホームランがなく、このスパンは打率.184と出塁率.311、3打点だったが、7月5日以降は、8試合で5本塁打、打率.344と出塁率.364、10打点を記録している。

 一方、大谷が7月に打ったホームランは、2日と6日の計2本。今月の10試合は、打率.282と出塁率.364、5打点だ。

 ナ・リーグの打点トップ3は、77打点のオズーナ、70打点のアレック・ボーム(フィラデルフィア・フィリーズ)、67打点の大谷となっている。

 ナ・リーグで15本塁打以上の選手は、以下のとおり。

筆者作成
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 ア・リーグでは、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が、9試合ぶりにホームランを打った。それについては、こちらで書いた。

「ジャッジの「前半に33本塁打」はヤンキース史上最多に並ぶ。メジャーリーグ史上何番目の多さ!?」

 ア・リーグで15本塁打以上の選手は、以下のとおり。

筆者作成
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 シーズン20本塁打に到達したカル・ローリー(シアトル・マリナーズ)は、今月に入ってから6本塁打。なかでも、ここ4試合のホームランは、5本を数える。そのうち、7月9日と11日は、1試合2本塁打だ。どちらの試合も、左右の打席から1本ずつ打った。

 今シーズンのホームランは、左打席(対右投手)が11本、右打席(対左投手)は9本だ。ホームラン1本当たりの打数は、それぞれ、20.91と8.56となっている。ちなみに、左打者の大谷は12.93打数/本、右打者のジャッジは10.21打数/本だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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