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井上尚弥とのドリームマッチはあるのか?ライト級デービスが一撃必殺のKO防衛 #専門家のまとめ

木村悠元ボクシング世界チャンピオン
(写真:ロイター/アフロ)

16日、アメリカラスベガスでボクシングWBA世界ライト級タイトルマッチが行われ、3階級制覇王者のジャーボンテイ・デービス(29=米国)と同級2位のフランク・マーティン(29=米国)が対戦した。

デービスは井上の究極のライバルと注目されているボクサーだ。

ココがポイント

▼デービスは久しぶりの試合とあって序盤は苦戦するものの8RKO勝利。デービスのパンチは種類が豊富で対戦したマーティンも「KOされたあのパンチは見えなかった」と絶賛

デービス衝撃8回KO、デビュー30連勝! 無敗対決に勝利、左被弾でマーティンは立ち上がれず(THE ANSWER)

▼フィニッシュシーンではロープに相手を追い詰めて左アッパーから左ストレートを追撃。強烈なパンチで相手のマーティンは立てなかった。

▼3階級差がある究極の対決!井上VSデービスのドリームマッチが実現する可能性は

将来、井上尚弥と対戦が待望されるライト級王者デービスが週末、難敵と防衛戦(三浦勝夫)

エキスパートの補足・見解

現時点で階級差があるため実現の可能性は限りなく低い。井上は階級を上げるのに慎重なためライト級まで上げるとは考えにくい。階級を上げたとしても 2つ上の階級のスーパーフェザー級あたりが限度ではないだろうか。

またデービスもライト級では165cmと小柄だが、オフの時は70kgを超えるという。減量がキツいデービスが、井上戦のために階級を下げるとは考えにくい。現時点では夢の対決ではあるが、万が一試合が決まれば、世界中のボクシングファンを巻き込むドリームマッチとなる。無敗街道を突き進む両者のこれからの動向にも注目していきたい。

元ボクシング世界チャンピオン

第35代WBC世界ライトフライ級チャンピオン(商社マンボクサー) 商社に勤めながらの二刀流で世界チャンピオンになった異色のボクサー。NHKにて3度特集が組まれ商社マンボクサーとして注目を集める。2016年に現役引退を表明。引退後に株式会社ReStartを設立。解説やコラム執筆、講演活動や社員研修、ダイエット事業、コメンテーターなど自身の経験を活かし多方面で活動中。2019年から新しいジムのコンセプト【オンラインジム】をオープン!ボクシング好きの方は公式サイトより

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