日本対オーストラリア。攻撃的サッカーを貫くのはどちらか
W杯予選は残り2試合。この組で3位になると別組の3位(現在、その座を韓国とウズベキスタンが勝ち点1差で争う)とプレーオフを戦い、それに勝てば、北中米カリブの4位(現在、アメリカとパナマが勝ち点1差で争う)との大陸間プレーオフに進出する。3位になれば、待ち構えるのはいばらの道だ。アジア最終予選B組。現在の状況をお復習いをすれば、以下の通りになる。
1位)日本17(+9)※残り試合は、オーストラリア戦(H)とサウジ戦(A)
2位)サウジアラビア16(+7)※同、UAE戦(A)と日本戦(H)
3位)オーストラリア16(+6)※同、日本戦(H)とタイ戦(H)
日本はホームの次戦、オーストラリア戦(8月31日)に勝てば、本大会出場が決まるが、引き分け、負けでは、最終戦のサウジ戦へ持ち越される。
勝ち点19(2戦とも引き分け)では危ない。勝ち点20(2戦のどちらかに勝利)まで積み上げないと確実にならない。現在の日本のリード(勝ち点1)は、対戦カードを考えれば、あってないようなもの。あと1勝なので「王手」かもしれないが、それを逃せば一転、大ピンチ。むしろ勝ち点1差では、足りない状況だ。にもかかわらず、世の中に心配する様子が見られないのはどういうわけか。
オーストラリアは、先月行われたコンフェデレーションズ杯に出場。グループリーグを、決勝戦を争ったドイツとチリ、そしてカメルーンと同じ組で戦い2分1敗で3位になった。敗れたドイツ戦も2−3の接戦。全体的に好印象を残した。オーストラリア恐るべし。日本危うし。むしろ、そう感じた人が多数派を占めるはずだが。
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