日本代表のマックス値を上げる一手。内田篤人を守備的MFに
本田圭佑の移籍先はどこなのか。長友佑都はインテルに残留できるのか。柴崎岳はテネリフェからスペイン1部のクラブへ移籍できるのか等々、この時期、欧州組の先行きに注目が集まっている。どのレベルに落ち着くか。それなりの場所で出場機会を得られるか否かは、日本代表に直接、影響する話。気になる話ではあるが、それを言うなら、もっと気にせずにいられないのが、内田篤人の回復ぶりだ。
日本代表から離れて2年と数か月経過。報道によれば、先日、ブンデスリーガ6部相当のチームと対戦したプレシーズンマッチで、後半45分間、右サイドバックとして出場。2ゴールをマークしたという。100%順調なのか。昨季後半から、徐々に復帰の道筋が見えてきているとはいえ、復帰まで莫大な時間を費やした感は否めない。膝の靱帯はサッカー選手の泣き所。重症であることに間違いはないが、医療の発達で、かつて復帰は絶望的と言われたものは、半年程度で復帰できるまでになっている。内田がどれほど重症だったのか、詳しく知る身ではないが、それなりの人から、もう少し詳しい説明が欲しい気がする。日本代表にとっても、これは痛すぎる話だからだ。
ハリルジャパンでの出場歴は、就任当初に行われた親善試合のわずか2回だ。故障中の身でありながら、チュニジア戦、ウズベキスタン戦(2015年3月末)に出場しているが、2年と数か月、代表から遠ざかっている現状に照らすと、その時、内田を招集し、試合に起用した判断は拙速ではなかったかと、大いなる疑問を抱きたくなる。
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