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博多駅在来線1・2番ホーム〈朝7時から人々の胃袋を満たす博多ラーメン店〉風情ある立ち食い豚骨ラーメン

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡県福岡市博多区博多駅中央街1番1号。今回ご紹介する博多ラーメン店の所在地は「JR博多駅」。その在来線1・2番ホームに店舗がある。こぢんまりとした昔ながらの立ち食いラーメンのお店〈まるうまラーメンぷらっと博多No.1〉は、JR九州のグループ会社「JR九州フードサービス」が運営している。ちなみに一時期は無くなっていた、在来線5・6番ホームにも「まるうまラーメンぷらっと博多No.3」が昨年(2023年)4年ぶりに営業を再開。現在、博多駅の在来線ホーム内では2店舗体制で運営されてにないる。(5・6番線ホームといえば2021年に淡麗らぁ麺の店「明鏡志水」が人気を博し大行列ができたこともあった)

今は、さほど気にならなくなったけれど、以前は出張などで「博多駅」に帰ってきて、電車を降りた瞬間、どこからともなく豚骨の匂いが香る、そんな経験をしたことはないだろうか?その理由として考えられるのは、博多駅には在来線のホームが1番線から6番線まであり、一時期「立ち食いのラーメン店」が、1・2番線ホームに「No.1」が、3・4番線ホームに「No.2(*現在はうどん店)」が、5・6番線ホームに「No.3」と、3店舗も存在していた時期もあったからかもしれない。

博多駅のホームにある博多ラーメン店

今回訪問したのは、1・2番線ホームにある〈まるうまラーメンぷらっと博多No.1〉。出張帰りの夕方の時間帯。ちょうどお昼を食べ損ねて小腹を満たしたい、そんなタイミングで博多駅に到着。先客が少ないことを確認して、まずは店頭にある券売機で食券を購入。

白旨ラーメンが基本の一杯

今回は「白旨ラーメン」の中から「味玉ラーメン」を選択して発券。そのほかにも最安値の「素ラーメン」が500円、朝10時までの限定で「素ラーメン+白ごはん=朝ラーセット」が520円とお得。あとは辛味噌が入った「赤旨ラーメン」があり「替玉」は100円。また、ご旅行の方やご出張の方を狙ってなのか「めんたいこご飯」のセットメニューもある。

立ち食いカウンター博多ラーメンの風情

開けっ放しの入口から店内へ入るとカウンター中央辺りに立ち、お店の方に食券を渡す。麺の硬さは「カタ」で注文。目の前で手際よく展開されるラーメンづくりを眺めながら、待つこと少々。

配膳された「味玉ラーメン」は、味玉のほかに、チャーシュー・ネギ・キクラゲがトッピングされた極めてシンプルな一杯。観光客向けの『これぞ博多の豚骨ラーメン』という感じではないものの、あくまでも日常に寄り添った、時間がない時に駅のホームで大急ぎで掻き込む、そんなシーンが似合う「博多駅のラーメン」といった印象。豚骨の癖もさほどなく、とても簡潔に仕上げられたひと品。

卓上には、胡麻、胡椒、おろしニンニク、辛子高菜、紅生姜が常備されているので、これらを使うと味変も含め、さらに博多ラーメンらしい一杯に仕上がる。

パッと食べてサッと立ち去る

立ち食いなので小腹が空いていたら「パッと食べてサッと立ち去る」。お手軽なので、つい立ち寄りたくなる博多の豚骨ラーメン店は、ホームで列車を待つ間、仕事帰りのホッとした時間など、博多駅を利用する方が日常的に使えるラーメンになります。人気のお店のように時間をかけて行列に並んで食べるラーメンもいいかもですが、本来の博多のラーメンは、こういったスタイルの食べ方が一番似合うんじゃないでしょうか。ごちそうさまでした。

まるうまラーメンぷらっと博多No.1

住所  :福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1博多駅1・2番のりば[地図
営業時間:07時00分~23時00分
    :07時00分~21時00分(日・祝日)
定休日 :無休(※要確認)
駐車場 :専用駐車場なし(※駅構内のため入場料が必要です)
要確認 :運営会社(※インスタグラム)

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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