京都の老舗蕎麦屋さんの「蕎麦かりんとう」父の日にもぴったりな上品でピリリと辛い黒七味を発見
6月の第三日曜日は父の日。皆さんはもう贈り物をご用意なさいましたか?まだ、という方もいれば、お取り寄せやレストランなどの手配をもう済ませていますというかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、私の周りにはコーヒーやお酒などの嗜好品を贈る方も多く、それプラスお菓子やおつまみという組み合わせが多く見受けられます。高価なものではなくとも、ちょっと一緒についていると嬉しいんですよね。
京都府京都市に本店を構える「本家尾張屋」さん。こちらは蕎麦屋さんと和菓子屋さんという二つの顔を持つお店です。今回は蕎麦の魅力を知り尽くした本家尾張屋さんだからこそのお菓子、「蕎麦かりんとう」の黒七味をご紹介。
開封すると、一般的な蕎麦かりんとうよりもグッと大人っぽい優雅でほんのり刺激的な薫香がお出迎え。これは子供には早いかしら。ひとくちでぱくりと食べられるサイズのかりんとう。人によっては2,3本まとめて食べるという方もきっと…。
ふわりと優しく素朴な甘さが食べやすい、と思いきや、さくさくとした食感を楽しんでいるとワンテンポあとから登場する黒七味のピリリと辛くどこか華やかな味わいが。辛い!ではなく、華やかという印象の方が大きいのも印象的です。そこから蕎麦の素朴さと甘味、そして最後は再び黒七味が登場。油っぽさはほとんど感じられないため、お飲み物を選ばずにお召し上がりいただけるのではないでしょうか。
創業1465年、当時は御所から贔屓にされていた和菓子屋さんでしたが、御所や寺院といった高貴な方々からの蕎麦の注文はお菓子屋さんを通して受付されていたこともあり、お蕎麦も扱っていたとのこと。そこから月日は流れ、江戸時代から明治時代になるとそば粉を使用した「そば餅」というお菓子が発売されたことを皮切りに、現在の十六代目の方に至るまで一代ごとに新しい和菓子を考案なさっています。
こうした小話と一緒に、ゆったりとお茶の時間を過ごす父の日はいかがでしょう。普段は忙しくてなかなか交わすことのない話題も…それこそ、京都への旅の計画なんかもでてきたり?
最後までご覧いただきありがとうございました。
<本家尾張屋 菓子処>
公式サイト(外部リンク)
京都市中京区車屋町通二条下る
075-231-3446
11時~16時
不定休