知らない飼い主さん多数!犬や猫にあげてはいけない意外な食材3選
犬や猫が食べてはいけないものには、ねぎ類やチョコレートが有名ですよね。一方、中には飼い主さんさえも「意外!」と驚くNG食材もあります。今回は実際に筆者が出会った飼い主さんが「知らなかった」とお話していた犬猫にあげてはいけない 食材を3つご紹介します。知らずにあげ続けると ペットたちを命の危険にさらしてしまうこともあり得るので、きちんと覚えておきましょう!
犬猫にあげてはいけないもの1:牛乳
「赤ちゃん=ミルク」というイメージからか、猫や犬にミルクをあげようとする人も多くいます。一方、ペット用に作られているミルクをあげるのは問題ありませんが、スーパーなどで販売されている人が飲むような牛乳は絶対に与えてはいけません。
というのも、牛乳の中には「乳糖」と呼ばれる糖が含まれているのですが、犬や猫はこの乳糖を分解するための酵素を多く持っていません。その結果、乳糖を消化・吸収することができず、下痢を引き起こしてしまう危険があるのです。
犬や猫の成長過程に栄養が十分か気になることもあると思いますが、その際にはペットショップやドラッグストアで販売されているペット用ミルクをあげてください。
また、同じ乳製品でもヨーグルトの場合は発酵過程で乳糖が分解されるため、犬や猫に与えても問題ないとされています。とはいえ、あげすぎるとこちらも消化不良につながる恐れもあるので、与える際は少量にとどめましょう。
犬猫にあげてはいけないもの2:ミネラルウォーター(硬水)
愛犬や愛猫にあげる飲み水ですが「水道水だとかわいそうだ」とおっしゃる飼い主さんもいらっしゃいます。しかし、犬や猫に硬水のミネラルウォーターをあげるのはNGです。硬水の中に豊富に含まれているマグネシウムやカルシウムの成分が体内で固まり、結石になってしまう危険があります。
犬や猫にあげるお水は水道水で十分ですが、水道水に抵抗がある場合には硬水は避けて“軟水”やペット用ミネラルウォーターをあげるようにしましょう。
犬猫にあげてはいけないもの3: ぶどう類
可愛い我が子同然の愛犬や愛猫に、人と同じものを分けてあげたいと考える飼い主さんも珍しくありません。筆者は現在ペットショップで働いているのですが、「犬に果物をあげてもいいですか?」と質問される飼い主さんはとても多いです。
一方、一言に「果物」と言っても本当にたくさんの種類があるので、良いものもあれば絶対に与えてはいけないものもあります。与えてはいけない果物の中で代表的なのが「ぶどう」です。
ぶどうには“酒石酸(しゅせきさん)”と呼ばれる成分が含まれているのですが、犬や猫がこの酒石酸を摂取するとブドウ中毒を引き起こしてしまいます。その結果、下痢や嘔吐・食欲不振・急性腎不全につながり、最悪の場合は死に至る場合も…。
犬や猫にぶどう・レーズン・巨峰・マスカットなどをあげるのは絶対にやめましょう!愛犬や愛猫に何か果物をあげたい時は、まずはネットなどで調べるようにしてくださいね。
食べてはいけないものは他にもたくさん!
犬や猫も私たちと同じ一つの命ですが、体の作りはまるで違います。そのため、私たちが普段口にしているものでも、彼らにとって毒となってしまうものは今回ご紹介した以外にもたくさんあります。
- チョコレート
- ネギ類
- ナッツ類
- キシリトール
- 生魚・タコ・イカ
- アボカド
- コーヒー
- アルコール
これらが有名ではありますが他にもまだまだたくさんあるので、与えるのはもちろん、誤食にも注意が必要です。
また、一般的には「食べていいもの」とされていても、おうちの子の状態によってはあまり好ましくない場合もあり得ます。おうちの子の年齢や体質・持病などもきちんと考え、気になる時にはかかりつけの獣医師さんに確認してみましょう。
※記事内容には個人の感想や見解を含みます。
※記事に含まれる内容は執筆当時の情報であり、現在と異なる場合がありますのでご了承ください。
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