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防災のプロが語る!最も重要なのは『生き残ること!』|災害時における「3の法則」とは?

栗栖成之防災士ライター
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前回はサバイバルにおける「3・3・3の法則」について、チャットGPTへ質問した内容を紹介しました。

ググった際に災害時における「3・3・3の法則」があることが判明。今回は、その内容を紹介すると共に、私見ですが防災のプロのはしくれとして、災害時に最も重要なのは『生き残ること!』であることをお伝えします。

災害時における「3・3・3の法則」とは、3分・30分・3時間・3日を意味する

豊中市避難所運営ガイドライン
豊中市避難所運営ガイドライン

災害時における「3・3・3の法則」とは、次のことを意味しています。

  • 3分で身の安全を確保する
  • 30分で一時避難場所に逃げる
  • 3時間後には災害時要援護者の発見救出に向かう
  • 3日後にリーダーは自治会等の住民の安否確認と安全な避難を行う

これらの内容は中央防災会議など政府機関からの発信ではなく、大阪府豊中市の避難所運営ガイドラインで発信されています。

勘違いしてはダメなことは、この法則は「避難所を運営する方向け」であり、災害時に身を守る手段のひとつである「避難所の開設はこんな感じで行いましょう。」との発信です。

災害時は時間に関係なく、速やかに個人が取れる行動を行うことが重要です!

災害時に重要なのは自分自身が生き残ること!

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突然起きる地震災害では、瞬時の判断が生死を分けることが多いです。すぐに机の下に入った、広い公園に逃げた、などができた方は無事に生き残れるはずです。

一方で、とっさの行動ができず家具の下敷きになる方など、「運がよかった・悪かった」と言うしかない状況も起きます。

台風や低気圧による災害では事前に大雨や強風が予想されるため、外出しない・海や川の様子を見にいかない、などの行動が命を守ります。

筆者としては目標も重要ですが、災害時には「とにかく自分が生き残ること!」が最優先事項だと自覚しています。

例えば、地震で大きなゆれが起きたらどうするか、どこに逃げるのかなどは、普段からイメージしておくべきでしょう。

  1. 自分が無事に生き残る
  2. 家族や周囲の隣人を助けられる
  3. みんなで避難できる

このように人を助けるにも、まずは自分が動ける状態で生き残らなければいけません。助けられる立場でなく、助ける立場として生き残る術を身につけたいと、常に感じています

生き残るためにはイメージトレーニングが役立つ

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筆者が行っているのは、普段からのイメージトレーニングです。

自宅であれば自分の部屋のベッドを、何も倒れてこない・何も落ちてこない・何も飛び散ってこない「安全地帯」にしています。

そのため、地震があればすぐに部屋のドアを開けたまま、ベッドへダイブしています。外出した際には、必ず非常口の確認をしてどう逃げるかをイメージしながらエスカレーターに乗っています。

年に1~2回開催される防災訓練への参加はしていますが、常に訓練どおりに行動できるとは限りませんからね。

実際に訓練に参加するほうが体で覚えられるため有効ですが、時間のない方などはYouTubeに防災訓練の動画がたくさんアップされているので、動画を見るだけでも役立ちますよ。

色んな情報をインプットして、何かあった際にはどのような行動をとるかのイメトレが役に立つはずです。

ただし・・突然の事故はイメトレでも避けられない

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ただし、突然の事故はどんなにイメトレしていても避けることができません。最近では車が侵入しないはずの歩道や店の中までも、車が飛び込んではねられる事故が目立ちます。

先日起きた搬送中の救急車の横転事故も、動画で見ましたが「うそ!信じられん・・」が正直な感想です。

調べて見ると、現実として救急車の事故は出動10万件あたり13.9件(約0.01%)発生しているようです。ということは、この事故は10,000分の1の確率で起きた事故であると言えますね。

近年ではドライブレコーダーや監視カメラが普及していることから、事故の瞬間を映像で確認できるため生々しく、文字を読むよりも頭に残ってしまいます。

少し話がそれましたが、最近の事故は想定外の事故が多くイメージトレーニング自体不可能です。

いい方が悪いかも知れませんが、もしも想定外の事故に遭ってしまったら「運が悪かった・・」としか言いようがありません。

ただし、自然災害についてはイメトレしておけば、生き残る確率はアップするはずです。

興味があれば、今からでも自己流でよいのでイメトレをはじめてみてはいかがでしょう!

防災士ライター

これまで、洪水・土砂災害・地震・津波・高潮など、あらゆるハザードマップを作成。2017年に防災士とひょうご防災リーダーの資格を取得。2014年からWEBライターとして活躍し、現在では経験と資格を活かしてさまざまなメディアに多ジャンルにて記事を投稿中!

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