遠藤航は近い将来、日本のラームになれるだろうか
膝の手術で療養中の内田篤人。ポジションはご承知のように右サイドバックながら、右サイドバックしかできない選手だ。これを当たり前の話とするかどうか。
同じサイドバックの酒井高徳は右も左もできる。長友佑都もかつては右だった。ブラジルW杯メンバーだったもう一人のサイドバック、酒井宏樹は右しかできないのだけれど、これはチームとして非効率なのではないか。
サッカーのポジションはGKを除いて10。登録メンバーはGKを除くと20人。単純計算すれば、1つのポジションに2人選手を用意することができる。ザックジャパンのサイドバックもスタメン2人(内田、長友)に対し、サブ2人(酒井高、酒井宏)。2×2の4人体制だった。
しかし、1人の選手が2つ以上のポジションをこなすことができれば、布陣や作戦の選択肢は一気に広がる。
多機能性の高い選手は、基本的に後ろより前に多くいる。「4−2」−「3−1」の布陣を例に取れば、後ろの6人より前4人だ。センターフォワードもサイドもできる岡崎慎司や、4つのポジション全て可能な本田圭佑がそのいい例だ。
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