【肥満が原因で起こる病気5選!】-肥満を放置すると重大な病気につながる?-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は『肥満が原因で起こる病気5選』
を紹介していきます。
肥満の定義とは?
肥満は、脂肪が過剰に蓄積した状態で、
具体的には、BMIが25以上を肥満といいます。
※BMI(Body Mass Index):体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数のこと。
→ネットで「BMI計算」と調べると簡単に計算できるものが出てきます。
肥満は、
皮下脂肪が多く蓄積する「皮下脂肪型肥満」と
内臓脂肪が多く蓄積する「内臓脂肪型肥満」に
分けることができます。
特に「内臓脂肪型肥満」の方が、
さまざまな病気の発症リスクが高いです。
肥満が原因で起こる病気5選!
肥満の人は、標準体重の方と比べて、
さまざま病気の発症リスクが高くなりますが、
今回はそのなかで代表的な5つを紹介します。
①糖尿病(二型糖尿病)
まず1つ目は「糖尿病」です。
糖尿病とは、血糖値が高い状態が慢性的に続く
病気で、進行すると腎臓・心臓・目・神経など
さまざまな臓器の障害を引き起こします。
肥満の方の場合、血糖値を下げるホルモンの効
きが悪い(インスリン抵抗性)ため、血糖値が
高い状態になってしまい、糖尿病となります。
②高血圧
2つ目は『高血圧』です。
肥満の方では、アディポサイトカインのなかで、
悪い働きをする"悪玉アディポサイトカイン"が
多く分泌されるため、高血圧を招きます。
※アディポサイトカイン→脂肪細胞から分泌される(生理活性)物質。TNF-a・PAI-1など。
「善玉」と「悪玉」があり、特に内臓脂肪型肥満では「悪玉」が多く分泌される。
高血圧は、初期は自覚症状がないことが多い
ですが、放置すると脳出血・脳梗塞・狭心症
・心筋梗塞などの発症リスクが高くなります。
③脂質異常症
3つ目は『脂質異常症』です。
脂質異常症は、簡単にいうと中性脂肪や、
悪玉コレステロールがたくさん蓄積した状態。
または善玉コレステロールが少ない状態です。
脂質異常症は、動脈硬化が進行しやすいため、
心臓や脳の血管障害などの重大な合併症が起
こるリスクも高くなります。
④心臓・脳血管障害
4つ目は『心臓・脳血管障害』です。
心臓・脳血管障害とは、心臓や脳につながる
血管が詰まったり、破れてしまうことで起こ
る障害で、心筋梗塞や脳梗塞などがあります。
【②高血圧】のところでも出てきましたが、
肥満の方は、悪玉アディポサイトカインが多く
分泌されるため、心臓・脳血管障害を発症する
リスクが高くなります。
悪玉アディポサイトカインなかでも、
特に、PAI-1という物質が血栓の形成を促進
させ、脳梗塞などの発症リスクを高めます。
⑤脂肪肝(非アルコール性脂肪肝炎)
5つ目は『脂肪肝』です。
肥満の方は、血糖値を下げるホルモン
であるインスリンの効きが悪くなるため、
肝臓に脂肪がたまりやすくなります。
また、お酒を飲まない方でも、過食や運動不足
から脂肪肝になると、肝炎が起きたり、さらに
進行すると"肝硬変"につながることもあります。
最後に:肥満の予防・改善のために
ここまで紹介した5つの他にも、
肥満により、大腸がん・胆石症・膵臓がん
・関節症などの発症リスクも高くなります。
肥満の予防・改善のためにはやはり食事管理
と運動が大切です。特に油ものや甘いお菓子
は太りやすいので食べ過ぎは避けるべきです。
また、ハードな運動ではなくても、
日常で歩く機会を増やすことが大切です。
では、今回はここまでです。
参考になれば幸いです。
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→慢性膵炎なるとどんな症状が現れる?
(Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム記事より)
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おがちゃん先生について
● ウィルワン整体スクール卒
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● bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
● 解剖生理学オンラインサロン運営
● 東京都麹町半蔵門にて整体活動中
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