緊急事態宣言で閉鎖続出!GWのキャンプ場事情は混乱の予感
政府は新型コロナウイルスの感染再拡大のため、東京、大阪、京都、兵庫の4都道府県に4月25日から5月11日まで緊急事態宣言を出す方針を固めました。
これを受け、既にゴールデンウィーク期間は閉鎖することを発表したキャンプ場も多くあります。
また利用する予定のキャンプ場の動向を、逐一チェックしているキャンパーも多いと思います。しかし有料のキャンプ場も休業の可能性を示唆しており、ゴールデンウィーク期間のキャンプ場事情に暗雲が立ち込めています。
現在、予約を受け付けている有料キャンプ場も混雑が予想される状況ですが、特に無料キャンプ場は更に混雑することが予想されます。有料のキャンプ場の予約を抑えることが出来無かったキャンパーや、ホームのキャンプ場が閉鎖したキャンパーなどが、ゴールデンウィーク期間も閉鎖されていない無料キャンプ場に向かうことでしょう。
ですが今年のゴールデンウィークのキャンプ場は、所謂「ベテランキャンパー」のみならず、様々な層が殺到すると予想します。商業施設の休業や飲食店で酒類の提供が控えられたことをうけ、密を避けつつ休暇を楽しむ為に多くの人がキャンプ場を目指すことが考えられるためです。
また昨今のキャンプブームによって、ホームセンターや100円均一ショップ、ドンキホーテなどで安価にキャンプ道具が手に入る状況です。こういった状況はこれまでにキャンプをしていなかった層の参入ハードルを下げており、キャンパー人口を増加させています。
昨年もかなりの混雑が各地のキャンプ場で見られたので、今年のキャンプ場も混雑は避けられないでしょう。
キャンプ場の混雑が新型コロナウイルスの感染蔓延につながる可能性のみならず、過剰な混雑により多くのトラブルが発生する可能性があります。先日も利用者マナーの悪化によりキャンプ場が閉鎖されており(相次ぐ無料キャンプ場閉鎖のワケ 利用者マナーの悪化が原因だった!)ゴールデンウィーク期間のキャンプ場利用の際はそういった状況も加味しつつ、行動することが望ましいです。
この様にキャンプ場を取り巻く状況はより一層、複雑になっています。
昨年に続き、ゴールデンウィーク期間中の過ごし方に頭を悩ますキャンパーも多いと思います。キャンプ場には行けなくてもメスティンやダッジオーブン等のキャンプ調理器具を使って料理をするだけでもお家キャンプでキャンプ気分を味わう事ができます。キャンプ場へ向かう場合は十分な対策と準備をおこなうこと、問題があると感じた場合は無理せず引き返す勇気がゴールデンウィークのキャンプライフを充実させる鍵となるでしょう。