プラスチックをできるだけ使わない・減らす生活に挑戦中! 北欧式・楽しんでエコな暮らし 33の工夫
今、プラスチックをできるだけ使わない挑戦をする2週間プログラムに参加中です。
主催者はノルウェー最大規模の環境団体のひとつである「私たちの手の中にある未来」。
首都オスロなどの、複数の街の市民が参加して、みんなでプラスチックを減らす工夫をしています。
プラスチックを「全く使わずに」、ということではありません。それは、現実的に難しい。「ほんのちょっと」減らすことは、個人レベルでどれほどできるかという企画です。
今回の企画では、「Ducky」(ドゥッキー)という、ノルウェー発のサイトが共有プラットフォームとして使用されています。
個人や企業がどれほどのカーボンフットプリント(我々の活動による排出量の足跡)を残しているかを、把握しやすくしたものです。
サイトにログインすると、以下のようなことが可能
- 毎日どのような挑戦を自分がクリアしたか
- なぜ「洗濯量を減らすこと」がプラスチック削減に貢献するかなどの情報
- 参加している各家庭・各街が、どれほどポイントを溜めたかランキング形式でチェック
では、「ドゥッキー」のサイトでは、どのような小さな挑戦をしていくと、ポイントを溜めることができるのでしょうか?
33個の活動があり、日本でもできそうなことばかりです。
プラを減らす工夫 33のヒント
- 今日の洗濯量を減らした(例:洗濯機を使う代わりに手洗いした)
- 職場まで徒歩・自転車で行った
- 職場まで公共交通機関を使った
- フリータイムの活動場所に徒歩・自転車で行った
- フリータイムの活動場所に公共交通機関を使った
- 他の人と一緒に車に乗った
- 衣料品のラベルを見て、素材をチェックした(例:服がプラスチックでできていることを知った)
- 新しい服を一着も買わなかった
- マイクロプラスチックが入っている化粧品や衛生用品を使用しなかった(メタル製カミソリ、月経カップなど)
- 化粧品や衛生用品に、マイクロプラスチックが入っているかをチェックした
- プラスチックではできていない、何回も使える衛生用品を使用した(瓶、メタルの弁当箱など)
- 化粧品・衛生用品を手作りした
- 冷凍用保存袋を他のことに再利用した
- プラスチック以外の何度も使える保存容器を利用した
- 全てのプラスチックをしっかりとごみ分別した
- 使い捨てのプラスチックではなく、何度も使える自分のフォークなどを持参して使用した
- 何度も使える瓶や水筒を利用した
- マイバックを使用した
- 不必要なプラスチックに「いりません」と言った
- プラスチック包装がされていない食事をした
- プラチック包装がされていない食品を購入した
- プラスチックでできている商品を買わずに、プラスチックでできていた商品を修理した(例:運動靴を修理した)
- 新しいものを買う代わりに、プラスチックでできている使用済みの商品を購入した(古着とか)
- 何度も使えるコップを使用した
- プラスチック使用を減らす努力をするように他者を説得した・声を出した(例:政治家や店などにメールをした)
- プラスチックフリーの行事を主催した(例:プラなしの誕生日会、パーティー、家族との食事)
- 道端で最低3つのプラスチックごみを拾った
- 自分の跡に、プラスチックを残していないか確認をした
- ゴミ廃棄制度を改善するように、地元の焼却場に意見した(例:自治体の施設にメールをした)
- プラスチック使用を減らすように、お店に頼んだ
- 私の言動で、友人もプラスチック使用を減らし始めた
- 今日、プラスチックについて、何か新しいことを学んだ
- 道路にプラスチック粒子を落とさないようにした(地元のサッカー場、子どもが所属するクラブなどに、人口芝をやめるようにお願いするなど)
挑戦度が高い項目には、より多くのポイントがつきます。
ほかにも、Facebookでグループを作り、ハッシュタグ「#plastutfordiringen」(プラスチックへの挑戦)で、みんなで体験を共有します。
例えば、現時点では、
- サランラップの代わりに「蜜蝋(みつろう)ラップ」、ビーワックスラップを手作りした
- 自然派ショップに自分の瓶を持参して穀物を買った
- プラスチック包装の商品なしで夕食を作った
- 子どもと一緒にゴミ拾いをした
- 自分の言動をきっかけに、家族も変わり始めた
- 掃除機を中古店で購入した
などの出来事が、写真でシェアされています。
途中経過ですが、個人的な感想は、ゲームのようでとても面白く、楽しいです。
環境というテーマでは、自分や他人の行動を責める傾向が多くなりがちですが、このコミュニティでは、みんなが楽しんで、工夫しながら、無理のない生活を続けています。
プラスチックについて、いつもよりも考える機会も増えて、良い勉強となりそうです。
また後半に体験をレポートしたいと思います。
Photo&Text: Asaki Abumi