令和3年2月13日福島県沖を震源とする地震に伴う断水(2月14日午前6時30分)
令和3年2月13日福島県沖を震源とする地震に伴う断水情報まとめ(2月14日午前6時30分現在。状況は時間とともに変わる可能性があります。リンク先の各自治体WEBサイト、Facebookなどを確認してください)。
【福島県】
いわき市 漏水状況を確認中
桑折町 桑折地区や睦合地区で水が出にくくなっている。桑折町役場新庁舎に給水車を配備。
郡山市 香久池二丁目の一部で配水管の漏水による断水
白河市 市内2か所の市営住宅の給水管が破損。断水、田島地区(4戸)、松風の里団地1号棟、2号棟、石切場市営住宅5号棟、6号棟
伊達市 水道配水池の緊急遮断弁が作動。水が出ない、水が出にくい状況。
富岡町 水道管の一部破裂や道路の陥没
新地町 広範囲で断水の可能性確認中。
福島市 水道管破裂で一部地域で断水。国見町にある下水処理施設『県北浄化センター』が停電により機能停止。停電が復旧するまで、水道の蛇口をこまめにしめて生活排水を抑制して欲しい。
南相馬市 原町区全域において緊急遮断弁の作動による断水。安全を確認しながら通水する。
矢吹町 町内各所で断水発生。午前7時から給水予定
<宮城県>
角田市 全域で水が出にくい状況。現在復旧作業。
蔵王町 東根地区及び小村崎地区の一部で断水の情報
登米市 水道管破損の情報。確認中。
丸森町 金山・小斎地区の約700世帯が断水。午前6時に金山と小斎のまちづくりセンターに給水車派遣。
山元町 町内の7割(約2,900世帯)で断水。
大河原町 小山田地区で断水。
(2月14日午前6時30分現在。状況は時間とともに変わる可能性があります。リンク先の各自治体WEBサイトなどを確認してください)。
断水期間を少ない水で過ごすために
停電にともなう断水は電力の復旧とともに解消されるが、水道管路が破損した地域は長期化する恐れがある。その間、汲み置いた水、給水車からの水で過ごさなくてはならない。同時に、新型コロナの感染拡大防止のために、せっけんを使った手洗いも重要だ。
そこであらためて水の使い方を工夫する必要がある。いくつかのポイントをまとめた。
飲み水は定期的に補給する
冬場で乾燥しているので、飲み水をきちんと確保し、定期的に飲む。
なるべく水を使わずに衛生を保つ工夫
私たちは1日1人250リットル程度の水を使うが、そのほとんどを衛生のために使っている。水を使わずに清潔な状態を保つために、ウェットタオル、お尻ふき、歯みがきシート、ドライシャンプーなどの製品を使用する。
バケツ1杯の湯で体を洗う
バケツ1杯ほどお湯(約7リットル)で体は洗える。順番が大切。まず頭からスタート。バケツから小さな容器でお湯を汲み、頭を濡らす。このとき頭の下に洗面器をおき、流したお湯が洗面器に入るようにする。洗面器が流したお湯でいっぱいになったら、洗面器にたまったお湯をすくって頭を濡らす。そのお湯も洗面器に受ける。頭を洗うときは前洗いが大切で、これだけで汚れの7割は落ちる。
次にシャンプーで頭を洗い、洗面器にたまったお湯を容器にくんで、すすぐ。ある程度すすげたら、仕上げにバケツのきれいなお湯ですすぐ。次にバケツから容器でお湯を汲み体を洗い、流す。そして最後に顔を少量のきれいなお湯で洗う。
食事の工夫
食事の準備から片付けには多くの水を使用する。レトルト食品であれば少量のお湯を繰り返し使用しながら温めて食べることができる。そのままで食べられる缶詰もよい。使った皿を洗う水を節約するために、食器にラップを巻いて使い、汚れたラップはそのまま捨てれば皿を洗う必要はない。
食事の工夫2
もし食器を洗うときは、バケツを3つに分けて使う。1つ目のバケツで汚れた食器をすすぎ、2つ目できれいにし、3つ目で仕上げ。仕上げをしただけの水はまだきれいなので野菜を洗うこともできる。
トイレでの工夫
トイレを流すと1回に5〜10リットルの水を使用する。そこで災害用簡易トイレを使用する。下水道が破損していないことを確認し、風呂にためていた水があれば水洗トイレを流すことができる。