Yahoo!ニュース

【マラソンを始めるなら、ふるさと納税がおすすめ】その理由と、おすすめの春のフルマラソン大会

たくや/ランナー医師、ランナー、ランニングコーチ

ここ数年、ふるさと納税をする人が増えてきました。自治税務局の調べによると、令和4年度は5184万件で9654億円まで巨大化、そしてその3割は12月に集中しているようです。「1年間無事に働いて、年末のボーナスも無事に出て、収入が確定してからふるさと納税をする」という人が多いということでしょう。そのふるさと納税ですが、返礼品の上位人気は果物や海鮮物が占めています。ちょっと贅沢なグルメの返礼品は魅力的ですが、来年こそは絶対痩せる!何か運動を始める!そんな気持ちのある方は是非、マラソン大会をポチって下さい。

今回は、ふるさと納税の返礼品で得られる春のフルマラソンの参加権の中で、お薦めの大会を3つ挙げていきます。

3位 かすみがうらマラソン(茨城県土浦市など:4月21日)

1991年の土浦市の市制施行50周年の際に開催されたのが始まりです。首都圏で開催される規模の大きなフルマラソンとあって、以前から人気の大会です。4月の中旬は天候が安定せず、暑かったり寒かったり雨が降ったりすることもありますが、終盤の私設エイド(有志が沿道でドリンクや軽食を提供してくれるブースを設置することです)が素晴らしく、最後の頑張りを後押ししてくれます。

制限時間は6時間と比較的緩く、5kmや10マイルの部も併設しています。都心へもアクセスもよいので、仲間との参加もしやすい大会です。
そしてアールビーズ社の大会評価「大会レポ」では、全体の平均評価が69.9点に対して、本大会の評価は77.4点と高くなっています(12月20日現在)。

リンク:かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソン2024のページ(Yahooショッピング)

2位 奥州きらめきマラソン(岩手県奥州市:5月19日)

それまで開催されていた奥州三大マラソンを統合して、2017年に第一回大会が開催された比較的新しい大会です。5月はマラソンを走るには暑くなりやすく、覚悟と準備が必要です。田園風景の中の平坦なコースを走る大会ですが、気候がさえあえば走りやすく、中尊寺のある平泉とも近いのがメリットです。
今年の大会は気温が高く、「大会レポ」の評価は76.4点と低調でした。ですが制限時間は7時間と、国内では最も長いマラソンの一つです。タイムを気にせずゆっくりと、平泉の観光もセットで参加されてはいかがでしょうか。

リンク:いわて奥州きらめきマラソンのページ(Yahooショッピング)

1位 カーター黒部名水マラソン(富山県黒部市:5月26日)

1984年のYKK社の創設50周年に、アメリカの大統領ジミー・カーターが訪問した際、それを記念して開催されたマラソンイベントが始まりです。毎年暑くなり始める5月下旬に開催されますが、エイド(名水の給水や、給食)やボランティアの素晴らしさで評価のよい大会です。
制限時間は6時間で、走力がなくても挑戦できますが、暑さ対策は必須です。「大会レポ」は88.2点と非常に高評価で、2023年の評価の高い大会の5位に入っています。

リンク:第41回カーター記念黒部名水マラソンのページ(Yahooショッピング)

ふるさと納税でマラソン参加をすすめる理由

4~5月のフルマラソンであれば、走った経験のない方もこれから準備すれば十分に間に合います。多少グルメな返礼品を選んでも、併せてマラソン大会を返礼品に選べば、太るどころか来年こそ運動習慣を身に着けてダイエットすることができます。

そしてふるさと納税でマラソン大会に申し込んだら、寄付をした市町村を訪問することになります。寄付をした現地を訪れると、もっともっとその市町村が好きになります。

是非そんな一石二鳥のふるさと納税でのマラソン、ポチってみてはいかがしょうか。

医師、ランナー、ランニングコーチ

41歳まで某大学病院の消化器肝臓内科で勤務、現在は都内の一般病院で内科医をしています。また、中学でランニングを始めて走歴は約40年、その経験を活かしてランニングステーションでコーチもしています。総合内科専門医・消化器病専門医・肝臓専門医・抗加齢医学会専門医、JMJA公認ランニングドクター他、資格は多数。フルマラソンの完走は67回でベストタイムは2時間50分31秒(2019湘南)。ランナーからよく聞かれることやランナーに伝えたい事を、科学的なエビデンスと経験をもとに記事を書いています。

たくや/ランナーの最近の記事