神奈川の地震は断層帯で起きた内陸地震・予想最大震度7の断層帯を地図で紹介!
昨日に続き本日8月9日19時57分ごろに、神奈川県西部を震源とする地震が発生しました。マグネチュードは5.3、最大震度は5弱の揺れですが、内陸で発生した地震でもあることから、南海トラフとの関連は低いようです。
内陸地震であれば震源近くには断層帯があるはずなので、防災科研が提供している「J-SHIS:地震ハザードステーション」で確認してみました。
今回の地震は神奈川県にある「平山-松田北断層帯」で発生!
これは、防災科研が提供している「J-SHIS:地震ハザードステーション」で、今回の震源位置の断層を確認した画面です。
紫色で着色されている範囲が「平山-松田北断層帯」になります。震源地の特定は、以下の気象庁の地震情報から取得しています。
気象庁の地震情報 : 詳細情報
震度が分かりやすい地図で解説・予想される最大震度は7!
これは先に紹介した断層帯を着色する前の地図で、この地図で確認すると「平山-松田北断層帯」で予想される地震の強さは次の情報となります。
- 予想される最大の地震の強さ:マグネチュード6.8
- 予想される最大の揺れ:震度7
このように、この断層帯で起きる地震は、最大震度7の大地震が予測されています。
地震本部による神奈川県の地震活動の特徴
これは地震本部が公開している、神奈川県とその周辺の主な被害地震の図です。
今回の「平山-松田北断層帯」やその付近では過去にも地震が発生しており、1996年に発生したマグネチュード5.5の地震が直近の地震となっています。
地震本部でも「平山-松田北断層帯」では、震度7の地震を予測している
地震本部の公式サイトでも、上図のとおり「平山-松田北断層帯」で地震が起きれば、最大で震度7の地震が起きると予測されています。
南海トラフ巨大地震のように、津波が発生する海溝型地震の警戒は重要です。しかしながら、日本各地に断層があるため南海トラフに限らず、日本中のどこで地震が発生してもおかしくありません。。
もはや日本中で、地震対策が必要な地球周期に入っているのかもしれませんね。