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ENHYPENが語る「憧れ」「日本」「好きな歌」etc.【独占インタビュー】

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
独占インタビューに応じてくれたENHYPEN(写真提供=BELIFT LAB)

日韓同時放送だけではなく、アジア圏でも人気を誇った『I-LAND』。BTSを生み出したHYBEとCJ ENMが手を組んで手掛けたこの超大型プロジェクトを通じて誕生したのが、7人組グループ・ENHYPEN(エンハイプン)だ。

『I-LAND』最終グローバル 投票1位でリーダーのJUNGWON(ジョンウォン)、グループ最年長21歳のHEESEUNG(ヒスン)、ムードメーカーのJAY(ジェイ)、英語も堪能なJAKE(ジェイク)、元フィギュアスケーターだったSUNGHOON(ソンフン)、笑顔が魅力のSUNOO(ソヌ)、そして最年少16歳のNI-KI(ニキ)らで構成された彼らは、その圧巻のステージから「グローバルK-POPライジングスター」「新時代のホットアイコン」(『スポーツソウル』)とも評価されている。

(参考記事:【SS解説】今や時代のホットアイコン!! グローバルK-POPスターENHYPENとは?)

今年10月26日にリリースした日本1stアルバム『定め』はオリコン週間アルバムランキングでトップに立つなど、その勢いは止まらない。

今年は初のワールドツアーも敢行中。韓国を皮切りに10月からはアナハイムやシカゴ、ニューヨークなどアメリカ6都市ツアーを成功させた。

そして11月には待望の日本公演『ENHYPEN WORLD TOUR 'MANIFESTO' in JAPAN』もスタート。愛知・ガイシホール(11月1日・2日)でスタートしたツアーは、大坂・大阪城ホール(11月9日・10日)へと続き、11月15日・16日は神奈川・横浜アリーナで最終公演を迎える。

そんな注目のENHYPENに直撃。独占インタビューで明らかになった彼らのパーソナリティと「日本」についてお届けしよう。

――それぞれバックボーンが異なりますが、みなさんのロールモデルは誰ですか? 理由と一緒に教えてください。NI-KIさんはマイケル・ジャクソンと聞いていますが、変わりないですか?

NI-KI:変わりありません。僕にとっては永遠のロールモデルです。先月もワールドツアーでアメリカのアナハイムに行った時、ハリウッドまで足を延ばしてチャイニーズシアター前の庭先に飾られているマイケル・ジャクソンさんのハンドプリンティングを見に行きたかったのですが、スケジュールの都合でそれができず、残念なくらいでした。

JUNGWON:僕はBTS先輩ですね。その中でもJUNG KOOK先輩に憧れています。JUNG KOOK先輩はコンサートですべてのダンスパフォーマンスで全力を出し切るのですが、それがどれだけ大変なことなのか、僕もENHYPENのメンバーとしてワールドツアーをすることでわかるようになりました。練習生の時からJUNG KOOK先輩がロールモデルでしたが、最近はますますその思いが強くなりました。

SUNGHOON:僕はBTSのV先輩です。かっこいいことはもちろんですが、ステージで放つオーラというか、その魅力が凄まじいです。そういう部分に憧れます。

SUNOO:僕もBTSの先輩方がロールモデルです。常にあのチームワークを維持できるのも凄いことですし、ひとりひとりが個としても大きな何かを生み出しているので魅力的だと思います。

JAY:僕はハリー・スタイルズさんですね。歌の実力やビジュアル、雰囲気などに憧れています。 

HEESEUNG:僕はアンダーソン・パーク さん。自由で深い世界観を展開しながら見せる、クリエイティブなスタイルが魅力だと感じますね。

JAKE:僕はケンドリック・ラマさんです。歌が好きですし、舞台もとてもかっこいいと思います。彼の舞台を通じて多くのインスピレーションを受けています。

リーダーのJUNGWON(写真提供=BELIFT LAB)
リーダーのJUNGWON(写真提供=BELIFT LAB)

――それぞれ音楽的にも確かな見本・模範がいるようですが日本のアーティストの楽曲もよく聴くそうですね。最近、気に入っている曲は?

JUNGWON:僕はRADWIMPSさんの『スパークル』をよく聞きます。

HEESEUNG:僕は……。ほら、あの曲…。

NI-KI:HEESEUNGヒョンは優里さんの『ドライフラワー』でしょ?

HEESUNG:そうだ、それ。大好きでよく聞いています。

JAY:僕は優里さんの『おにごっこ』。Vaundyさんの『mabataki』も好きですね。

SUNOO:僕はSEKAI NO OWARIさんの『RPG』をよく聞きます。曲が本当に良いんですよ。

HEESEUNG(写真提供=BELIFT LAB)
HEESEUNG(写真提供=BELIFT LAB)

――では、ドラマやアニメはどうでしょう。メンバー内で流行っているコンテンツ はありますか?

JUNGWON:僕はアニメ映画『君の膵臓をたべたい』にハマりましたね。あとはそうですね……。メンバー全員、モッパン(出演者が飲食をする様子を配信する動画コンテンツ)にハマっていますね。信じられないくらいのたくさんの量を美味しそうに食べ尽くす人気YouTuberが韓国にいるのですが、その動画を見たりしています。

NI-KI:モッパンを見ながらご飯食べるのが、僕たちのルーティンになりつつあるぐらいですから(笑)

SUNGHOON:そうですね。といっても自炊とかはせず、料理はデリバリーを頼んで食べることがほとんどですけどね。

JUNGWON:トッポッキをよく食べます!(笑)

JAY(写真提供=BELIFT LAB)
JAY(写真提供=BELIFT LAB)

――日本で体験した美味しかったものはなんでしょう?

SUNGHOON:日本は料理が美味しいと聞いていたのですが、何を食べても本当に美味しいですよね。特にロケ撮影やリハーサルの合間に食べるお弁当が美味しい。冷めていても、とても美味しいのでびっくりしました!

JUNGWON:お米も美味しいです。

JAKE:収録やイベントの現場で食べたお弁当もすごく美味しかったです。

――NI-KIさんは、&TEAMのKさんやTAKIさんとは『I-LAND』で苦楽をともにした仲間でした。そのふたりと『&AUDITION - The Howling - FINAL ROUND』で再会して撮った記念写真がENGENEの間でも話題になっていましたね。

NI-KI:あのときはまず、TAKIさんの背がとても高くなっていて、びっくりしました(笑)。そして、彼らのパフォーマンスです。KさんやTAKIさんの努力をずっと見てきたので、晴れてステージでパフォーマンスをするふたりの姿が本当に感動しました。ふたりがこれからどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、今から楽しみです。

――最年長のHEESEUNGさんは10月15日に誕生日を迎えました。最年長といってもまだ21歳ですが(笑)、今年はどんな誕生日でしたか?

HEESEUNG:今年はちょうどワールドツアー中で、誕生日はニューヨークでの公演日と重なっていたのですが、あんなにもたくさんの方たちからお祝いしてもらったのは生まれて初めてでした。メンバーたちからのサプライズプレゼントも感動的でした。誕生日を記念してWeverse(グローバルファンダムプラットフォーム )で生配信をしていたのですが、メンバーたちがお祝いのケーキを用意してくれたんです。「みんな、ちゃんと考えてくれてたんだな」って(笑)。とかにく、今までで一番幸せな誕生日になりました。

JAKE(写真提供=BELIFT LAB)
JAKE(写真提供=BELIFT LAB)

――バースデーと言えば、JAKEさんも11月15日に誕生日を迎えます。20歳の誕生日を日本で過ごす気分は?

JAKE:11月15日は横浜でコンサートがある日なんですよ。僕もHEESEUNGヒョンと同じく、コンサート開催日に誕生日を迎えるので、今年は特別な日になりそうです。パフォーマンスをしながらENGENEのみなさんに祝っていただけるかも(笑)と、今からひそかに期待しています。

――SUNOOさんは太陽のような笑顔がチャームポイントですが、大変な時でも笑顔にしてくれるモノ・コトはありますか?

SUNOO:やっぱり、ENGENEのみなさんじゃないかなと思います。世界中のENGENEのみなさんたちが僕をいつも笑顔にしてくれますし、ステージでもファンの方々を見るだけで力が湧いてくるんです。これは大袈裟ではなく、本当なんです!!

SUNGHOON:僕たちメンバーも必要だよね?

SUNOO:もちろんじゃないですか!(笑)メンバーたちもいつも僕のそばにいてくれて、大きな力になってくれている。苦しかったり辛いことも、メンバーたちと一緒にいると忘れてしまう。

SUNGHOON:よしよし、かわいいな(笑)

SUNGHOON(写真提供=BELIFT LAB)
SUNGHOON(写真提供=BELIFT LAB)

――SUNGHOONさんは約1年間、韓国の人気音楽番組『ミュージックバンク』のMCとして活躍しました。SUNGHOON さんが考えるENHYPENならではの魅力は何だと思いますか?

SUNGHOON:各々が自分の考えをしっかりハッキリ持っていて、成長したいという情熱もみなぎっているということ、でしょうか。そういった意志を持つグループ だからこそ成長に成長を重ね、カムバックする度に新しい姿をたくさんお見せできるのではないかと思います。何よりも僕が魅力的だと思うのは、メンバー全員がお互いをリスペクトし思いやる気持ちが大きいということ。みんな、恥ずかしさや照れ臭さもあって、一生懸命隠そうとしていますが(笑)、互いを思いやる関係であることもENHYPENの魅力だと思います。

―― JAYさんは忙しいスケジュールをこなすうちに計画的な性格になったとか。もしも明日一日オフになったらどのように過ごしますか?

JAY:そうですね。一日オフだったら名古屋で鰻を食べたいです!あと温泉にも行きたいですね。

SUNOO(写真提供=BELIFT LAB)
SUNOO(写真提供=BELIFT LAB)

――ちなみにほかのメンバーは日本で行ってみたい場所はありますか?

JUNGWON:海に行きたいですね。日本は海に囲まれているので、綺麗な海がたくさんあると聞いています。

JAKE:今回の日本ツアーで行く横浜は港町ですよね。横浜の海も是非行ってみたい!

NI-KI:海かぁ…。海だったら僕は奄美大島に一度行ってみたいかな。

――NI-KIさんは、日本でメンバーを連れて行きたいおすすめの場所はありますか?

NI-KI:連れて行きたいところ、ですか。うーん……。メンバーによって連れて行きたいところ、見せたいところが違うので、迷うなぁ……。メンバー全員で一緒に連れて行くなら、温泉ですかね? 風情のある観光地の温泉でもいいですし、都心にあるような温泉施設でもいい。地元によく行っていたスーパー銭湯みたいなところがあるんです。時間があれば久しぶりに行きたいなぁ。そこにメンバー全員で行ったら、きっと楽しいと思います。

NI-KI(写真提供=BELIFT LAB)
NI-KI(写真提供=BELIFT LAB)

――今回の日本ツアーでは無理でもオフや次のツアーの空き日に行ければいいですね。今後少しずつ来日する機会も増えると思います。日本でファンとやってみたいことはありますか?

SUNOO: 今回、僕たちは初めて日本でツアーやプロモーション活動をします。何もかもが初めてなのでドキドキしていますが、一生懸命準備したので、ファンのみなさんにはぜひ楽しんでいただければと思ってます。今後は日本にもたくさん来て、ファンの方々にお会いできたら嬉しいですね。

JAKE:そうだね。僕は今年初めて日本に来たのですが、たくさんの愛情と応援に感激しています。初のワールドツアーが韓国からスタートして、アメリカにも行って、日本にも。僕たちの旅をともに歩んでくれるENGENEのみなさんには感謝の気持ちで一杯です。これからも一緒にたくさんの時間を過ごして、たくさんの思い出を作っていければと思います!!

――それではリーダーのJUNGWONさん、最後にENGENEたちにメッセージをお願いします。

JUNGWON:今まではなかなか来日ができず主にオンラインでコミュニケーションをしてきましたが、これからは日本でファンのみなさんに直接会う機会がもっと増えたらいいなと思います。メンバー7人全員が特に重要だと考えているのが、ライブです。NI-KIさんが話していたように初のワールドツアーで、こんなに大きい会場でライブをさせてもらえて、僕たちは本当に幸せです。それだけに僕たちのパフォーマンスで大いに盛り上げていきたい。これからは会える機会も増えていくと思いますので、ぜひ期待していてください!!

(おわり)

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ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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