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それ「腎硬化症」のサインかも!-進行すると"透析治療"に繋がる「腎硬化症」とは?-分かりやすく解説!

ご覧いただきありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は、高血圧が原因で起こる、

腎硬化症」について解説していきます。

【この記事の流れ】
1,腎臓の働き
2,腎臓をもう少し詳しく!
3,高血圧と腎臓の関係(腎硬化症)
4,腎硬化症の症状とは?
5,腎硬化症の治療とは?

1,腎臓の構造と働き

腎臓は腰の辺りに左右1つずつある臓器で、

ソラマメのような形をしています。

代表的な働きは「尿をつくること」ですが、

他にも血圧の調節エリスロポエチンの分泌

ビタミンDの活性化など様々な働きがあります。

2,腎臓をもう少し詳しく!

腎臓には「腹部大動脈」という大きな血管

から伸びる「腎動脈」がつながっています。

さらに腎臓内には、細かく血管が伸びていて、

その血管は糸球体しきゅうたい)となり、

糸球体を包んでいるのが「ボーマン嚢」です。

糸球体とボーマン嚢をまとめて、

腎小体じんしょうたい)」といいます。

そして、腎小体に続くのが

尿細管にょうさいかん)」で、

1つの腎小体(糸球体とボーマン嚢)と

尿細管を合わせて「ネフロン」といいます。

3,高血圧と腎臓の関係(腎硬化症)

腎臓が悪くなる(腎不全)原因として、

代表的なのは「糖尿病」と「高血圧」です。

そのなかで今回は、

高血圧」に注目していきます。

高血圧が続くと、

腎臓の細い血管で"動脈硬化"を起き、

腎臓に流れる血液量が減少します。

すると糸球体が硬くなり尿細管も萎縮し、

腎臓の機能が低下していってしまいます。

このように、高血圧の持続により、

腎臓の細い血管に動脈硬化が起こり、

障害をきたす疾患を「腎硬化症」といいます。

4,腎硬化症の症状は?

腎硬化症は、

◎緩やかに進行していく良性腎硬化症」と、

高度の高血圧によって、急速に臓器の障害

が進行する悪性腎硬化症」があります。

◎良性腎硬化症は、特別な自覚症状はありません

が、超音波検査やCTで腎臓の萎縮がみられます。

◉悪性腎硬化症は血尿蛋白尿・頭痛・心不全・

嘔吐など、様々な症状が起こることがあります。

腎硬化症が悪化して、末期腎不全になると、

人工透析や腎移植が必要になるので、定期的に

健診を受け、早期発見を目指すことが大切です。

5,腎硬化症の治療は?

腎硬化症の治療では、

血圧をコントロール」することが重要です。

そこで、生活習慣の改善と、

状態に合わせた降圧薬の治療が行われます。

※悪性腎硬化症では速やかに降圧療法が行われる

ただし細かな点は状態によって異なるので、

医療機関の方と相談することが大切です。

また、定期的に血圧の測定をして、

血圧の管理をすることも大切です。

では、今回はここまでです。

参考になれば幸いです。

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【参考文献】
1)富野康日己編(2015):「NEWエッセンシャル腎臓内科学」,第2版,医歯薬出版株式会社
2)古波蔵健太郎,大屋祐輔(2016):「良性腎硬化症と悪性腎硬化症」日腎会誌 58(2):85‒91.
3)医学情報科学研究所(2015):「病気がみえるvol.8,腎・泌尿器」第2版,メデュックメディア
4)わかさ出版(編集)(2020):「腎機能 慢性腎臓病・腎症 腎臓治療の名医が教える最高の強化法大全」株式会社文響社

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(Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム記事より)

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