【2024年9月最新】猛暑緩和で台風本土直撃のリスクが上昇?2つの高気圧と海水温の影響
9月17日時点で発生した台風は14個で、10号・13号と連続して沖縄や奄美地方に、大きな被害をもたらしています。さらに、今週には14号が三度襲う予想だとか。
建物などの破損被害だけでなく観光業にも大打撃となり、ホテルやアクティビティへのキャンセルが相次いで、数百万円以上の損失になっているようです。
しかし、今後現在の猛暑が落ち着くと、本土も同じく台風が集中し、大きな被害が多発するかもしれません。
台風が沖縄や奄美地方に集中する理由!チベット&太平洋高気圧が強いから
10号・13号・14号と、日本に接近する多くの台風が、沖縄や奄美地方に集中する理由は、上記のとおりチベット高気圧と太平洋高気圧が本土をすっぽりと覆っているからです。
台風は自分では動くことができず、高気圧の縁の風に乗って移動します。そのためこの状況では、沖縄や奄美地方に集中してしまうのです。
日本列島は9月でも猛暑日が続いている!
ウェザーニュースによると、本日17日15時点で35度を超えた猛暑日地点は73地点。記録的な猛暑が続いている福岡県太宰府では、36.8度を観測し13日連続&今年59日目の猛暑日となり、年間最多の日本記録を更新しています。
西日本から関東地方にかけても猛暑日となり「熱中症警戒アラート」が、各地で発表されました。
明日18日も危険な暑さとなる予想で、9月とは思えないほどの猛暑となるため、最大限の熱中症対策が必要と警告しています。
9月下旬から10月上旬|2つの高気圧が後退し台風の進路が本土に向かう
9月14日に公開された「tenki.jp 猛暑は次の週末には収まる 季節が進むとはいえ高温傾向 台風シーズン今後の傾向は?」によると、9月下旬から10月上旬では上図のとおり、チベット高気圧と太平洋高気圧の両方が後退。そのため台風が発生すれば、今度は本土への上陸が懸念されます。
海水面温度はまだまだ高い!台風シーズンとなりつつある状況
これは気象庁が公開している、2024年9月16日時点の海水面温度の図です。
台風が発生しやすい海域の表面温度は、27~30度とまだまだ高いため、台風が連続して発生してもおかしくない状況です。
9月17日20時30分時点の、気象衛星ひまわりからの雲の状態を見ても、台風14号以外にも、多く雲が存在している状況が分かります。
気象衛星ひまわりの衛星画像(9月17日20時30分時点)
猛暑が和らぐ前に、早めに台風への備えを!
前述したとおり2つの高気圧が後退すれば、猛暑は和らぐはずです。一方で、これまで沖縄や奄美地方に集中していた台風が、今度は本土に集中する可能性が高くなります。
従って猛暑が和らぐ前に、早めに台風への備えを万全にしておきましょう。
台風の接近や上陸予報が出てからでは、スーパーなどに人々が殺到して欲しいモノが購入できないかもしれません。
今から普段の買い物の買い足しで、保存が効く食材や飲料水を備蓄しておきましょう。