ビルの地下に佇むレトロなお店。タイムスリップしたかのような空気感。昔ながらの定食メニューが愛おしい。
路地のビルの地下街で
小倉駅から徒歩数分の場所、魚町銀天街と魚町ルネッサンス通りの間にあるビルの地下街。その片隅に昭和レトロな食堂があるとのことで訪れました。魚町銀天街はアーケードになっており、そのビルの地下にあるとのこと。なんだか風情も感じる通りです。
階段を下りればこのような地下に通りが。ちょっと殺風景にも見えますが看板が見えてきました。こんなところにお店があるなんて、地元の人しか知らないのではないでしょうか。ただただ楽しみです。
「味本位 玉川食堂」というお店は大きな看板がインパクトあり、「味本位」とは味が良ければそれで良し、ということか。小倉が発祥といわれる焼うどんの暖簾が壁に貼り付けてある辺りもインパクト大。これは興味しかないお店だけど、出会えたことも凄い。
店内に入ると歴史を感じる佇まいにマンガ本が並びます。サラリーマンが休憩でマンガ本を読む、そんな光景が目に浮かびます。年季の入った店内は、まさに食堂という店の佇まい。そして切り盛りするのは味のある大将。このタイムスリップしたかのような空気感がとても居心地よいです。
えらべる小鉢というメニューがまた魅力的。定食メニューに選べるようですが、酒の肴になりそうな一品ばかり。そして気になるのが、「おかげさまで103年」というワード。100年以上続くお店なのだろうか。
定食メニューをいただきます
ではメニューをいただきましょう。
メインメニューは
・チキンのカレー味ソース焼き
・ごまぶり
そしてえらべる小鉢は
・チキンすみそ
・大根おろし
・生野菜サラダ
・いりこぬかみそ
・山芋とろろ
・カツオつくだ煮
どれも美味しそうなメニューばかり。そして昔懐かしい器が良いですね。
チキンがカレーソースで焼かれる、最高ではないですか。カレーの美味さはもちろんですが、チキンとカレーソースをうまく組み合わせたメニュー。スパイスも効いて美味しい。
小鉢を並べてみました。どれも酒のアテになるようなものばかり。このサイズがまた良いのですよね。白ごはんのお供にもバッチリです。(※これは4人で訪問しているので、これだけの小鉢が選べています)
もうひとつのメインメニューのごまぶり。定食屋さんでこのクオリティのごまぶりはすごいですね。お魚も新鮮で美味しい。白ごはんに乗せても良さそう。
ごまぶりに、小鉢の山芋とろろを和えてみました。これは美味い。
そして実は・・・
こっそりとお酒も飲めるんです。本来は定食メニューは白ごはんと味噌汁が付くようなのですが、それを辞退して、ついついお酒をいただいちゃいました。焼酎をいただいたのですが、小さなやかんに焼酎を注いでくれました。これを割って飲むのも、また良き演出です。
もちろん定食も美味しいのでしょうけど、メニューの数々がどうしてもお酒を飲みたくなるメニューで。小鉢をアテに飲むのは最高でした。また味加減が良くて、とっても美味しいのですよね。
通常は定食をいただくお店。数多くの定食メニューと、焼うどんなんかもあります。古き良きお店ですが味は間違いない。まさに味本位。そしてこのお店を見つけられた貴方は、幸せですよ。
玉川食堂
住所:福岡県北九州市小倉北区魚町2丁目3−21
営業時間:11時30分~21時30分
定休日:水曜日
アクセス:JR小倉駅より徒歩5分
北九州モノレール平和通駅より徒歩2分