高橋真麻さんの「ハーネス論争」で考えてみた、「子ども用のハーネスは犬みたいでかわいそう」なのか?
高橋真麻さんがブログで公開した「ハーネス論争」という記事が、先週ネットニュースで話題になっていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/62e194d55f3d3ae5e284d21507d9dbafda406420
「子供のハーネスには賛否両論ありますが
本当に予想外なタイミングやいきなり飛び出してしまうので
背に腹はかえられません。
我が家はたまに使います。
何を言われようと
生命の為です。」
(高橋真麻のオフィシャルblog「マーサ!マー!タカハシマーサ!」より)
結論から書きますと、私もこの高橋さんの意見に賛成です。
見た目だけで判断して「犬みたいでかわいそう」などということを言う人もたまにいるようですが、本当に子どもの生命にはかえられません。
子どもたちは、突然何をするかわからないところがあります。
私が小学校の教師だったとき、4年生の子どもたちを連れて遠足に行ったことがありました。
歩道を歩いていたのですが、突然1人の子が道路に飛び出して、危うくバイクにぶつかりそうになりました。
何とかバイクがよけてくれて助かったのですが、肝を冷やしました。
本人は、「道路に空き缶が転がっていたので、拾って捨てようと思った」と言っていました。
もちろん、遠足で守るべき注意点は事前に指導しておいたのですが、それでもこういうことがあるのです。
4年生でもこういうことがあるのですから、ましてや幼児では何をするかわかりません。
たとえ親が手をつないでいたとしても、急に振りほどいて走りだすこともあります。
あるいは、荷物を持ち帰るために一瞬手を離したときに、子どもが猛ダッシュすることもあります。
その先に、車が走っている、自転車が走っている、線路があるなどという状況もあり得るわけです。
以前聞いた話ですが、あるママさんは身近な人に「ハーネスなんて恥ずかしい。ちゃんと言い聞かせるのがしつけだ」と言われたそうです。
でも、いくら言い聞かせても、こういうことは起こります。
それが子どもという存在なのですから。
子育て中の親御さんたちの中には、ハーネスのことで嫌な思いをしたことがある人も多いようです。
ブログにも「じろじろ見られてイヤだった」「『犬の散歩みたい』と言われた」などのコメントも多数見られます。
ですが、万が一事故か何かあったときに、そういうことを言ったりする他人が責任を取ってくれるわけではありません。
ですから、子どもを守るためのハーネスの使用を躊躇する必要はありません。
かわいいわが子を本当に守れるのは親しかいませんから。