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子どもの自己肯定感が高まりしつけも勉強もうまくいく「1分間アファメーション」とは?

親野智可等教育評論家
(写真:アフロ)

自己肯定感を高めプラス思考になるための手法として、今注目されているのがアファメーションです。わかりやすくいうと「肯定的な断言」です。

やり方はとても簡単で、肯定的な言葉を声に出して言うだけです。毎日1回、1分間でいいので、次のようなパワーフレーズを声に出して言うようにしましょう。

「私はなりたい自分になれる」「ぼくはがんばれる。目標に向かって努力できる」「私は困難に負けない」「ぼくは強い」「ぼくは自由に生きられる」「ぼくはきょうだいに優しい」「私は友達に優しい」「ぼくは嫌なことは嫌と言える」

「私は自分がやりたいことをやれる」「ぼくはやりとげられる」「私は自立している」「ぼくは運動が得意だ」「私は絵なら誰にも負けない」「ぼくはみんなを笑わせるのが得意だ」「私は人に親切にできる」「ぼくは粘り強くて根性がある」

「私は家族みんなに愛されている。私もみんなを愛している」「ぼくは大切な存在だ」「私は人の役に立つことができる」「ぼくは大丈夫だ。大丈夫だ。大丈夫だ」「私はできる。がんばれる。やりとげられる」

「ぼくは落ち着いて行動できる」「私は今日も笑顔で過ごせる」「ぼくは今日も集中して勉強できる」「私はピアノの練習が好きだ」「ぼくは今日も楽しく過ごせる」「私は身の回りのことがしっかりできる」「ぼくは規則正しい生活ができる」「私は時間を大事にして生活できる」

アファメーションの脳科学的な根拠

最初は紙に書いたものを見ながら言うとか、小さい子なら親が言って子どもにリピートさせるのもいいでしょう。最近見た海外の動画では、子どもが鏡に映った自分に向かって言っていました。

脳科学によると、自分の口から出た言葉は自分の脳が一番しっかり聞いていて、大きな影響を受けるそうです。そして脳科学は「脳は非常にだまされやすい」ともいっています。

つまり、パワーフレーズで肯定的な断言をすることで、脳がそれを事実として受け入れ始めるのです。それによってなりたい自分になっていくことができるわけです。

もちろんこれは子どものみならず大人にも効果的です。ですから、読者の中で「自分はどうも自己肯定感が低くて自分に自信が持てない」「マイナス思考を変えてもっとポジティブになりたい」とお考えの方は、ぜひご自分でもやってみるといいでしょう。

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教育評論家

教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOk』などベストセラー多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても著名。Instagram、Threads、Twitter、YouTube、Blog、メルマガなどで発信中。全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。オンライン講演も可。お問い合わせは親野智可等の公式サイトから

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