【鳥取市】不便すぎるが故の!?とある理由で運転される臨時列車ー考察編ー
前回の投稿の考察編になります。あくまでも筆者の考察であって、決して100%正しいというわけではないのでそこはご理解ください。
前回の投稿 【鳥取市】不便すぎるが故の!?とある理由で運転される臨時列車ー問題編ー
https://creators.yahoo.co.jp/tetchitottori/0100260936
まだ前回をご覧になってない方は、そちらから見られるとより面白いかと思います。
それでは早速、考察に入っていきます。
結論から言うと、臨時列車は「定期試験終了後の中高生の帰宅」のために設定された列車でした。
こちらがその証明になります。鳥取大学前駅の入口に張られていました。
ヒントを一つづつ解説していきます。まずはヒント①駅の時刻表から。
この時刻表の「鳥取・浜坂方面」の欄に注目ください。12時代の列車が1本もありません。これは、今年3月に行われたダイヤ改正で消滅してしまって、それより以前には12時35分ごろに鳥取行の普通列車が設定されていました。そのため、定期試験後の中高生が帰宅する時間帯に列車がなく、このような臨時列車が設定されたと推測しています。
前々回の記事でもお伝えしたとおり、鳥取大学前駅周辺には、中学校・高校が密集しています。さらには、中学校は大学の付属中学校のため、高校生だけでなく中学生も様々なところから通学しているんです。それなのに試験終了後に帰る足がない!というのは、不便だったのでしょう。
前回の記事のヒントで、学生時代を思い出して!としたのは、試験がある時期とテストが午前中で終わるという2点の伏線だったんです。1学期の期末考査といえば、大体6月末でしたよね?
それではヒント②乗客は学生ばかりの解説を。とはいえほとんど済んでしまっていますが。
定期試験後の足として設定された臨時列車ですので、学生ばかりなのは当然ともいえるでしょう。近くの鳥取大学でも、この時間に終わる講義はありませんので、ほとんど利用する大学生はいません。あるとすれば、出席のみ登録してすぐに帰るような大学生らしい大学生をしているほんのわずかな学生が利用するくらいでしょうか。
最後に、前回提示した謎について、サクッと解説していきます。
まず①運転区間が短いことは、鳥取大学前周辺の中高生向けの列車だと考えれば納得ですね。
続いて②車掌が乗務している点は、停車中の乗降をスムーズに行うためと考えられます。
③昼間なのに学生ばかりについては、先程解説した通り、試験後の足であるから、④運賃表が機能していない点は、中高生をターゲットとした列車なので、学生の特券”通学定期”を持っているため、そもそも運賃表が必要ないためではないかと考えられますね。わずかな中高生以外の乗客も、この短距離運転であれば、車内での清算は必要ないと考えたのでしょう。
といったわけで、今回は2回に分けて不定期に走る謎の臨時列車のご紹介でした。
ちなみにこの臨時列車、今回だけでなく、5月中旬の1学期中間試験(かな?)の際にも運転されていたので、12時台に鳥取方面の定期列車が設定されない限りは、中高生の試験の時期の風物詩ともなりえるかもしれません。
最後に一つだけ。これは臨時列車到着直後の鳥取駅の発車案内表ですが、豊岡行の列車が「13:19発」となっていますね。あくまで推測ですが、この豊岡行に乗る鳥取大学前からの学生が多いのではないかと思います。それに乗れるように臨時列車を設定したといったところでしょうか?(14:10の智頭行は後続の列車でも間に合います。)
それでは今回はこの辺で~。
前々回の記事:【鳥取市】せわしなく動く人たちを見守る駅に咲く癒し 鳥取大学前駅のアジサイhttps://creators.yahoo.co.jp/tetchitottori/0100260570
前回の記事:鳥取市】不便すぎるが故の!?とある理由で運転される臨時列車ー問題編ーhttps://creators.yahoo.co.jp/tetchitottori/0100260936