【鳥取市】孤独のグルメ鳥取編巡り旅 Part1~武蔵屋食堂~
鳥取砂丘よりこんにちは、筆者のてっちーです。そういえば鳥取砂丘ってまだ一回も取り上げたことないですねぇ。いや、近いうちには。
皆さん、孤独のグルメはご存じでしょうか。谷口ジローが作画の原作漫画でも、松重豊主演の深夜の飯テロドラマでもどっちでも結構です。かくいう筆者も、原作は一回も目を通したことはないですが、ドラマの方は晩御飯のお供がてらよく見てるんです。食べっぷりのいい食事シーンはもちろん、単純にあの渋い人間ドラマが好きなんです。あのドラマに松重豊を当てた方、天才だと思います。
そんな孤独のグルメ、作画を務める谷口ジロー先生は実は鳥取市出身だったりします。東部には谷口ジロー・中部は青山剛昌・西部は水木しげる。鳥取、漫画界最強すぎんか、笑。
実はドラマでも、1回だけですが鳥取が舞台になった回があるんです。S8-第8話。
主なロケ地となったのは冒頭の鳥取砂丘・旧鳥取市役所(現在の鳥取市民会館の辺)・それから次回取り上げるまつやホルモン店の3カ所。今回は、旧鳥取市役所で主役の井之頭五郎が食べていた、“素ラーメン”をいただいてみようと思います。
とはいっても、市役所はすでに鳥取駅側に移転済み。でも、大丈夫なんです。素ラーメンを生み出した元祖の店は、実はまだ営業してます。今回は、創業100年を超える老舗、武蔵屋食堂さんに行ってみました。
ということで、筆者はじめ鳥取市民御用達、若桜街道を県庁方面に歩くこと約10分、真教寺公園の看板を一つ越えた通りを入ると、店はあります。
何度か改修しているとは思いますが、昔ながらのこじんまりした店構え。暖簾の年季の入り方がもう渋い…。旅先でこういう店見つけると、絶対に入ってしまう筆者です。
月曜以外はランチ時に開店、15時ごろからは居酒屋としての営業になっています。
焼き鳥や刺身・てんぷらなどこちらも昔ながらの居酒屋、といった雰囲気。夜も来てみたい…
店内は、カウンターが約10席・テーブル席が4つといったところ。ちょうどお昼時に訪れましたが、昼から大人専用の水を飲んでいる人もおり、これぞ田舎の定食屋、という雰囲気。メニューはうどん・そば・中華そばと並び、親子丼やかつ丼などのどんぶりが来て、お目当ての素ラーメン。並が550円、大が750円と値段も良心的。五郎ちゃんは砂丘で馬の背まで登った後に旧市役所でおやつ感覚で素ラーメンのみ注文していましたが、筆者はこれに親子丼を注文してみました。丼物も700円前後と素ラーメンに+αでつけるにはちょうどいいお値段。
注文して約10分、素ラーメン並と親子丼・付け合わせのたくあんが運ばれてきました。親子丼も昔ながらの定食屋で出てくるふわトロ・小さめのとりにくがゴロゴロ入っているやつ、上に控えめに載っているグリンピースが筆者にはたまりませんでした。
そして本題の素ラーメン。うどんのだしにもやしと天かす、ネギにかまぼこが入って、見た目はうどん…でも麺は中華麺。うーん惑わせて来るなぁ。
ドラマでは五郎ちゃんも見た目とは裏腹の中華麺に最後までうどんとラーメンの境を行ったり来たりしてましたが、なるほどこれは行ったり来たりするわ。
途中で頭の中でうどんになってきたら、テーブル上のコショウをたっぷり入れてやることでもう一回ラーメンに戻ります。さっきから意味不明かもしれませんが、一回食べていただいたらわかります、最後まで迷ったまま食べきってしまいました。
食べ終わり、レジでお会計。横には原作者の久住昌之さんのサインがありました。孤独のグルメガチ勢にはうれしいサプライズでした。原作の久住さんも、作画の谷口さんの故郷鳥取には並々ならぬ愛着があったとか。もう一回ドラマでやってくれないかな、鳥取回。
ちなみにこの素ラーメンですが、新市役所内にある”すなば珈琲”でも提供されているとか!今度はそっちも行ってみようかと思います。
さて、次回はいよいよ鳥取回のメイン。
ドラマの中では、旧市役所で素ラーメンを食べた後の五郎ちゃんは、立食パーティの中で下戸にも関わらずワインをがぶ飲み、おかげで翌日朝一で東京に戻らなければいけなかったところ、盛大に寝坊をかまします。
そんな五郎ちゃんが昼食を求めて入った”まつやホルモン”店を次回は取り上げます。お楽しみに!(明日午前6時公開予定です)
それでは今回はこの辺で~。
武蔵屋食堂
ホームページURL:https://6348.jp/
住所:鳥取市職人町15
鳥取駅より若桜街道沿い徒歩10分
営業時間:月曜…11時~15時
火曜~土曜…11時~21時
定休日:日曜日
TEL:0857-22-3397