2022年 ブラタモリが訪ねた34カ所を一挙に紹介
関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!(記事一覧、Twitter、Instagram)です。
タモリさんが、地理や地学の視点で、全国の観光地を紹介するNHKのブラタモリ(公式サイト)。見逃してしまった方のために、2022年の訪問地をざっと紹介します。
タモリさん、2022年最後「徹子の部屋」に。内容のまとめ。(とらべるじゃーな!)
ロケ地や内容など、詳しく知りたい方は、記事内の「外部リンク」から、とらべるじゃーな!の記事を確認する頃ができます。
#194「南極」2022年1月8日(外部リンク)
「吠える(南緯)40度、狂う50度、叫ぶ60度」と呼ばれる、暴風圏、大しけとなる海域を越えて到着する南極基地。しかし内部には、カレー南蛮やハンバーグの食事も準備され、お酒の出るカフェスペースも。タモリさんは、インカメラVFXという画像合成システムで、南極を「訪問」しました。
#195「和歌山」2022年1月15日(外部リンク)
江戸時代、紀伊国(紀州)は御三家のひとつ。なぜ、江戸から20日もかかる和歌山に、拠点のお城が置かれたのでしょうか? カギを握ったのは、紀の川の存在。奈良と、淡路島や四国を結ぶ交通の要所であり、水の確保も容易だったのです。
#196「石垣島」2022年1月22日(外部リンク)
台湾にも近い石垣島は、沖縄本島から遠く離れていますが、石垣市があり、町が開けています。これはなぜなのでしょうか? 実は、サンゴ礁が積み重なった礁嶺(しょうれい)がその正体。丘のような場所ができ、田畑や市街地が広がったのです。
#197「竹富島」2022年1月29日(外部リンク)
白い砂、黒い石垣、赤い瓦屋根。石垣島に近い竹富島は、知る人ぞ知る人気の観光地です。竹富島には、神社のような存在である御嶽(うたき、オン、ヤマ)が点在し、島民は、そのなかの六山(ムーヤマ)の氏子であり、歌や踊り、神事の奉納は、住民の生活の一部です。
#198「高松」2022年2月26日(外部リンク)
高松には、お堀に鯛が泳ぐ高松城址のほか、屋嶋城址(写真)があり、いずれも海城です。かつては大陸や朝鮮に、時代が下ると、西の毛利氏・島津氏ににらみを利かせてきました。
#199「小豆島」2022年3月12日(外部リンク)
オリーブの生産が盛んな小豆島。きっかけは、日露戦争で拡大した漁場から獲れた魚を、オリーブオイルに漬けて缶詰を生産したい政府の意向でした。小豆島が選ばれたのは、気候以外にも、オリーブの栽培に適した土壌を、安山岩の「ふた」が守ったという背景があります。
「日本の温泉スペシャル」2022年3月19日(外部リンク)
日本の温泉スペシャルは、東京都大田区の銭湯からスタート。なぜ、大田区には温泉が多いのでしょうか? かつては海であり、太古の植物(海草、木、落ち葉)が海の底に堆積した地層から、黒湯がくみ上げられたことに理由があります。このほか、火山がないのに温泉が湧く仕組みも取り上げられました。
「日本の構造線スペシャル」2022年4月2日(外部リンク)
構造線とは、大規模な地層の境界線のこと。糸魚川と静岡を結ぶ糸静構造線(写真)は、日本列島が、大陸から離れて、東西に割れた、壮大な歴史の証人です。歴代のブラタモリで、とくに人気があるフォッサマグナ編の内容も踏まえたものでした。
タモリさん、2022年最後「徹子の部屋」に。内容のまとめ。(とらべるじゃーな!)
#200「大名屋敷」2022年4月9日、#201「大名屋敷と東京」2022年4月16日(外部リンク)
東京の町づくりの基盤となっているのが、江戸時代の数々の大名屋敷です。東京都千代田区のホテルニューオータニは、彦根藩井伊家の中屋敷跡です。宿泊者以外も見学することができます。このほか、数々の大名屋敷が、現在の東京の町の基礎を作っています。
「鉄道スペシャル」 2022年4月23日(外部リンク)
ブラタモリは、JR新橋駅から徒歩圏の「旧新橋停車場」からスタートしています。1872(明治5)年、新橋横浜間の鉄道開業時の駅舎が、当時と同じ場所に再現。隠れた憩いの場になっています。
#202「東京湾」2022年5月14日(外部リンク)
明治から大正にかけ、東京湾に設けられた防衛のための人口島が海堡(かいほう、かいほ)です。タモリさんは、ツアー限定で上陸できる第二海堡(千葉県富津市、写真)を訪ねています。なお、人工島ではありませんが、東京の防衛拠点である猿島は、予約なしで訪問できます。
関東 日帰り電車旅行「自然や田舎で癒される!」28選(とらべるじゃーな!、猿島を1位で紹介)
#203「横浜・川崎」2022年5月21日(外部リンク)
横浜港や川崎港を取り上げた回です。現在の馬車道駅〜日本大通り駅〜元町・中華街駅の辺りが、半島状に横に伸びた浜「横浜」の原点。日本大通り駅付近から、象の鼻のように伸びた突堤の根元が、開港当時の突堤でした(2本の突堤のうちの1つ)。
#204「八王子」2022年5月28日(外部リンク)
かつては富岡製糸場を越える生産量を誇った、八王子の製糸工場。かつては敷地内に、大きな池があり、料亭が立てられていました。接待を受けたのは、横浜から来た世界の商人。八王子が、鳥取県と並ぶ人口約58万人に育った原点の1つです。
#205「町田」2022年6月11日(外部リンク)
「神奈中バス」が駅前を走り回り、まるで神奈川県のような町田。JR町田駅の南口は、神奈川県と東京都が混在した場所があります。それもそのはずで、県境の境川は、かつては町田駅の場所を流れていたのです。
#206「京都・鴨川」2022年6月18日(外部リンク)
ブラタモリは、本場の川床で知られる貴船(きふね)神社からスタートしています。鴨川の源流の1つとなる貴船神社の御神水からスタートし、下流の上賀茂神社では、興味深い水の流れを発見し、隠れた名所「社家町」を歩きます。
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#207「京都・大原」2022年6月25日(外部リンク)
壇ノ浦の戦いで生き残った平徳子(建礼門院)が隠居し、いまは静かな山里が広がる京都・大原。1度訪ねれば何度も訪ねたくなる、言葉にできない、魅力と奥深さがある土地です。歌声のお経である声明、名産品のしば漬けについても掘り下げました。
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#208「伊東」2022年7月2日(外部リンク)
伊東温泉は、宿により泉質の差が大きく、平凡なお湯のイメージを持つ方もいらっしゃるはず。しかし、古文書によると、江戸城に運ばれていた歴史があり、熱海から伊東の間にだけ国鉄(現JR)が開通したのも「温泉報国」という訴えのおかげでした。泉質で選ぶなら、温泉通が御用達の大東館がおすすめです。
《伊豆》ブラタモリで話題の伊東温泉 単純泉の概念を覆す大東館
#209「能登半島」2022年7月16日、#210「輪島」2022年7月23日(外部リンク)
能登半島は、海の景色が美しく、食べ物がおいしいというイメージのようです(金沢大学の調査)。しかし、棚田や塩田、漁村の風景にも特色があり、能登は、日本に11(2022年7月現在)しかない世界農業遺産に選ばれています。ブラタモリでは、大小の田が、幾何学模様のように並ぶ能登の棚田の成り立ちなどを探っています。
#211「桜島」2022年8月20日(外部リンク)
鹿児島市街からわずか15分で到着する桜島。噴煙を上げる姿や、桜島大根で知られますが、ブラタモリでは、克灰袋、桜島小みかん、屋根のあるお墓、3つの時代の溶岩を見学できる桜島大観橋など、独自のスポットを紹介し、旅心をくすぐります。
#212「境港・米子」2022年8月27日(外部リンク)
境港市は、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげる先生の出身地。境港駅から伸びる「水木ロード」では、177体の妖怪が出迎えます。水木しげるは「境港は町だが 島根半島は山で 海沿い以外は ほとんど 人が住んでいない」と、生と死が隣り合う境港の魅力を語っています。どのように、この地形が生まれたのかを、タモリさんが探ります。
#213「石見銀山」2022年9月3日(外部リンク)
2007年、「石見銀山遺跡とその文化的景観」は、アジア初の鉱山遺跡として、世界遺産に登録。今でも人が暮らす、世界遺産です。銀を含む地下の熱水が、土砂に染み込んだ、まるで高野豆腐のような銀山は、日本ではここだけ。日本初のマスクも石見銀山で作られています。
#214「恐山」2022年9月10日(外部リンク)
2022年で最も反響があった回の1つが、恐山。境内に温泉が湧くような親しみやすさもありますが、自然が生んだ地獄のような風景もあり、子どもや大切な人を亡くした方が、石を積んで帰る神聖な場所もあります。ぜひ次のページで、全容をご確認ください。
【ブラタモリ恐山】ロケ地一覧と再放送|タモリさん、死者再会の秘密を探る#214(とらべるじゃーな!)
#215「下北半島」2022年9月24日(外部リンク)
大間のまぐろでも知られる下北半島。2つの島が合体してできた地形で、砂が堆積した島のあいだには平地が広がり、JR大湊線で向かうこともできます。周辺では、名物のホタテが生産されています。
#216「深海」2022年10月1日(外部リンク)
有人潜水調査船「しんかい6500」に試乗したタモリさんは、VR(仮想現実)で深海を体験。水深800mでは、高温の水を吐き出す、神秘的な煙突のようなもの(チムニー)が見えました。深海は、地球の海の9割を占めますが、解明されたのは2割程度。地球最後のフロンティアです。
#217「東京スカイツリー」2022年10月8日(外部リンク)
かつては海沿いだった場所に建てられたスカイツリー。隅田川、そしていまは商店街になっている古川が運んだ土砂が堆積した場所に、スカイツリーは建てられました。
#218「対馬」2022年10月15日、#219「国境の島・対馬」2022年10月22日(外部リンク)
「韓国展望所」があり、韓国のビル群や花火まで見える対馬。遣唐使の通り道だったと考えられる小船越、大陸からの防衛拠点だった金田城の跡、元寇で、初めて敵(モンゴル・高麗連合軍)が襲来した小茂田浜など、日本史のハイライトと言える場所があります。
#220「登別温泉」2022年10月29日(外部リンク)
登別温泉は、火山による巨大なカルデラ地帯に出来た温泉郷で、「温泉のデパート」とも呼ばれています。9種類のお湯が湧き、数軒の旅館を回れば、全てのお湯が楽しめます。ブラタモリでは、これらの泉質の成り立ちを探っています。
#221「苫小牧」2022年11月5日(外部リンク)
名古屋、茨城(大洗)、仙台などから、フェリーで向かうことができる苫小牧。砂浜に港を掘り込む難しい工事を経て、昭和38年、世界初の大規模掘り込み式港湾として誕生しました。
#222「善光寺」2022年11月12日(外部リンク)
名だたる武将に寵愛され、数奇な運命をたどった、善光寺のご本尊。武田信玄が、甲斐国に持ち帰ると、長男の武田信忠、次いで織田信長(岐阜城、清州城)、次男の織田信雄、さらに徳川家康(浜松城)、豊臣秀吉(京都)を巡り、最後に長野に戻りました。
#223「安曇野」2022年11月26日(外部リンク)
扇状地の安曇野には、北アルプスからやってくるきれいな水が湧き、有名なわさびのほかにも、信州サーモンが名物として育っています。さらに、山に向かって流れる川など、水の不思議をタモリさんが紹介しています。
#224「静岡」2022年12月3日(外部リンク)
都合3回、合計25年を徳川家康が過ごしたのが、現在の静岡駅から徒歩圏にある駿府城です。現在、発掘現場を見学でき、よく知られる家康が晩年に建てた城の石垣のほか、40代に建てた城の石垣、さらには、室町から戦後時代の今川氏の屋敷の痕跡も出土しています。
過去のブラタモリは、【完全版】ブラタモリ 過去放送の一覧リスト(とらべるじゃーな!)で内容を確認することができます。
タモリさん、2022年最後「徹子の部屋」に。内容のまとめ。(とらべるじゃーな!)
Yahoo!クリエイターズ(とらべるじゃーな!)の2022年に特によく読まれた記事です。
なぜケチケチなアパホテルを選んでしまう人が多いのか?
《茨城県》地元民しか知らないみつお万寿(72円)の圧巻ぶり
ブラタモリ三島編(仮)富士山大噴火が生んだ隠れ名所とは?
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