ミシュランガイドとベストレストラン50

世界には様々なレストランの評価がありますが、衆目を集めているのはミシュランガイドとベストレストラン50。

ミシュランガイドは日本で2007年に発売されてから大きな知名度を獲得しており、ベストレストラン50は2013年にアジアのベストレストラン50が開始されてから食通の関心の的になっています。

数多くの優秀な料理人がいますが、ミシュランガイドで三つ星に輝き、世界のベストレストラン50でもランクインしたことがある料理人となると、非常に稀です。

世界でも注目の料理人

その中でも注目したい料理人が、「イレブン マディソン パーク（Eleven Madison Park）」で総料理長を務め、三つ星を獲得したジェームズ ケント（James Kent）氏。その後「ノマド（NoMad）」で一つ星を獲得し、2017年に独立してオープンした「クラウン シャイ（Crown Shy）」ではわずか半年で一つ星、2021年にオープンした「サガ（SAGA）」では二つ星に輝きました。

ジェームズ氏のように今を代表する料理人がつくったものを味わえる機会など、そう簡単にありません。しかし、実は近いうちに日本でも体験できる機会があります。

パーク ハイアット 東京「ニューヨーク グリル」では、2022年11月30日から12月4日にかけて、ジェームズ ケント氏が来日し、自らスペシャルディナー（5品 30,800円、税込・サ別）を提供します。

特別メニュー

パーク ハイアット 東京「ニューヨーク グリル」で体験できるジェームズ氏のコースは次の通り。

アミューズは4皿をシェアリングスタイルで提供。信濃りんごは樹齢100年の木から採ったものであり、マグロはサステナブルシーフードの認定を受けています。前菜はパリから直送されるキャビアを使用する予定です。魚介料理は旬のタラバガニをモダンフレンチに仕上げました。肉料理は適度に脂がのった秋田牛に、香ばしいガーリックバタースコッチと酸味のある「ふじりんご」を合わせた意欲作。デザートはサツマイモを主役にして、メレンゲでアクセントを付けた一品に仕上げました。

どのメニューもジェームズ氏が考案しているだけあって、全てが新感覚の食味。東京にいながら、ニューヨークで最先端の料理を味わえます。

イベントが企画された背景

どのような経緯でジェームズ氏のイベントが企画されたのでしょうか。

パーク ハイアット 東京では以前から、欧米のフードシーンを牽引するトップシェフ達を招聘し、国内のトレンドにとどまらない世界的な美食体験を提供してきました。

外国人シェフたちのコネクションや食を強みとするハイアットホテルズのネットワークも生かし、常に各国のマーケットやダイニングの情報を収集。しかし、ここ数年のコロナ禍ではイベントを開催できない状況でした。

日本で海外との往来規制が緩和されたことを受けて、いち早くニューヨークの美食シーンを東京に伝えるべく、ジェームズ氏のイベントを行うことになったのです。

日本の食材は素晴らしい

ジェームズ氏は日本やパーク ハイアット 東京について、次のように述べます。

「日本の食文化で最も印象的なのは、細部へのこだわりと自然の力を生かした上質な食材です。生産者、食材を取り扱う方々の心遣いも非常に素晴らしいですね。ベストホテルとして評価されているパーク ハイアット 東京で、料理を提供できるのは光栄です。これまでイベントを開催した名だたるゲストシェフたちのリストに名を連ねることになり、恐縮しつつも大変嬉しく思います。私自身にとっても間違いなく素晴らしい経験になるでしょう」

ジェームズ氏が東京へ訪れるのは初めてのこと。パーク ハイアット 東京の料理人たちと市場へ訪れる予定もあり、新たな食材やインスピレーションが得られることもありそうです。

東京で初めて腕をふるう世界的なシェフ、ジェームズ氏のイベントを是非とも逃さないようにしてください。