それ「甲状腺の病気」のサインかも!-"甲状腺の病気"になるとどうなる?-分かりやすく解説!
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「甲状腺の病気」を解説していきます。
まずは"甲状腺"についてみていきましょう。
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甲状腺について
甲状腺は、ノドぼとけの下辺りにあり、蝶(ちょう)のような形をした臓器です。
「甲状腺ホルモン」を分泌しています。
甲状腺ホルモンは、全身の代謝を活発化させる役割があり、"体のアクセル"のようなホルモンといえます。
具体的には、心拍数の増加・熱の産生・脳の発育の促進などの作用があります。
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甲状腺の代表的な病気
甲状腺の代表的な病気として「バセドウ病」「橋本病」「甲状腺がん」があります。
今回はこの3つをそれぞれ分けて解説していきます。
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①バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
バセドウ病は、免疫の異常により"甲状腺ホルモンが過剰に分泌"されて、様々な症状が現れる病気です。
これは「TSH受容体抗体」という抗体が、身体の中で勝手につくられることで、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。
具体的な症状としては、甲状腺(首)の腫れ・眼球突出・頻脈・動悸・暑がり・多汗などがあります。
このように甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで起こる症状を「甲状腺機能亢進症」といいます。
バセドウ病は、女性に多い病気で、男女比は1:3~5くらいです。
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②橋本病(甲状腺機能低下症)
橋本病は自己免疫疾患の1つで、免疫の異常により、甲状腺に慢性の炎症が起こる病気です。
「慢性甲状腺炎」ともいい、40〜50歳代の女性に発症しやすいです。
橋本病の初期では、甲状腺の機能が保たれているため、特別な自覚症状はありません。
あったとしても「甲状腺の腫れ」のみです。
しかし、進行していくと甲状腺ホルモンの分泌が低下して、むくみ(浮腫)・体重増加・寒がり・便秘などの症状が現れます。
このように甲状腺ホルモンの分泌が低下することで起こる症状を「甲状腺機能低下症」といいます。
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③甲状腺がん
甲状腺がんは、甲状腺の一部に発生するがんの総称です。
「乳頭がん」「濾胞がん」「髄様がん」「未分化がん」に分けられ、このうち最も多いのは「乳頭がん」で、約90%を占めます。
甲状腺乳頭がんは、"進行がゆっくり"なため、本人も無自覚(無症状)なことが多いです。
しかし、進行すると首の辺りのしこりや痛み・声のかすれ・食べたものの飲み込みにくさ・息苦しさなどが現れることがあります。
また、乳頭がんは比較的緩やかに進行しますが、未分化がんは悪性度が高く、進行も早いので注意です。
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甲状腺の病気と更年期障害
甲状腺の病気によって起こる症状(暑がりまたは寒がり・動悸・精神症状など)は、更年期障害の症状とも似ているところがあります。
そして、甲状腺の病気自体も女性に多いことから、似たような症状がある場合には、一度医療機関への受診をおすすめします。
では、今回はここまでになります。
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(Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム記事より)
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おがちゃん先生について
● ウィルワン整体スクール卒
● インスタグラムフォロワー1.6万人超
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● bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
● 解剖生理学オンラインサロン運営
● 東京都麹町半蔵門にて整体活動中
(それぞれ外部リンク)