駅から少し離れた道路沿いのカドに建つ【patisserie un cadeau パティスリー アンカド】。フランス菓子を販売するパティスリーの2階はイートインスペースになっています。行く度に行列なのでカフェに入るのは諦めていたのですが、9月の某日、たまたま1テーブル空いて入る機会があったのでご紹介します。

どんなスイーツがある？

パティスリーアンカドが扱うのは洋菓子です。洋菓子といっても幅広くありますが、大きく分類すると「ガトーショコラ」「生菓子」「季節の生菓子」に分けられます。筆者は何度かテイクアウトをして食べていますが、オーナー山根シェフが作るガトーショコラはこれまで食べたことのない感動の味わい。

生菓子は繊細なムース系が多く、美味しい上に見た目が美しい。

店名と同じ「アンカド」や「アリエ」、「アール」「ウルー」など定番から、蜂蜜レモンと自家製ヘーゼルナッツペーストを使用した爽やかなムース「リトム」、「エクラ」「シャインマスカットのショートケーキ」など季節限定商品が揃います。

ホールケーキは受注生産です。1週間以上前迄の予約で好きな洋菓子のホールサイズが対応可能だそう。ジャパンケーキショー受賞作品の「アンカド」ホールは、特別な日にもおすすめです。

人々を惹きつけるパティスリーの昼カフェ

1階はショーケースとレジ、2階にはイートインスペース（カフェ）があります。

9月の某日、筆者と同行者はたまたま1テーブルが空いていたカフェに入ることができました。

1階のショーケースでケーキを選んでから階段を上がり2階へ。満席だったので店内の全体の写真は撮れませんでしたが、白を基調とする落ち着いた空間。優しいやわらかな光を灯すのは、ひとつひとつが異なる素敵な照明。

器が素敵な昼カフェで至福の時間を過ごす

席についたら、スタッフさんが持ってきてくれるメニューからドリンクを選びます。ドリンクはコーヒーやカフェラテ、ハーブティーなど数種類。紅茶は他では見かけないような「木苺ローズ」「レモンマートル トゥルシー」などのハーブティーも。

筆者と同行者が選んだのは季節の生菓子を一つずつ。現時点で金土日限定「シャインマスカットのショートケーキ」と、季節限定「フィーユ」。

ケーキに加えて、前回取材させていただいた時のお礼にと特別に、ジェラート2種をいただきました。同行者の分まで...。ありがとうございます！自然な甘さが口の中にやさしく広がり爽やかに潤してくれるジェラートは夜カフェで提供しているもの。※夜カフェは9月で終了しています（リクエストが多ければ再開催があるかも...しれません）。

金土日限定の「シャインマスカットのショートケーキ」は、やわらかなクリームとスポンジ生地にマスカットの甘さが加わり美味しい...。季節限定品なので食べられるのは今だけです。

同行者が選んだ「フィーユ」は、ヨーグルトムースの中にフレッシュマンゴー、クリーム、桃コンポート、クリームが入った贅沢な一品。下層はレモン風味のアーモンド生地とクッキー生地になっています。

「フィーユ」を一口いただきましたが、繊細なムースとサクサクしたクッキー生地のコラボレーションが好み。美味しい...。1個と言わず2個ずつでもよかったかな...と思っていたところ、隣のテーブルに座っていた20代くらいの女性2人は、1人3個ずつ選んでいました。

選ぶケーキの数に制限はないので（おそらく。笑。）、次に行くなら2個か3個選ぼう...と心に決めてカフェを後にしました。

アンカドではガトーショコラや生菓子以外に、プチガトー（焼き菓子）も販売しています。

取材のお礼にとプチガトーをいただきました。重ね重ねお礼を申し上げます。

焼き菓子は日持ちするので贈り物にもいいですよね。美味しい焼き菓子なら喜ばれること間違いないでしょう。店名の「アンカド」はフランス語で「un cadeau」一つの贈り物という意味もあります。

口の中でほろほろっと崩れる「ブールドネージュ」、しっとりと口の中で無花果の甘さが広がる「無花果とメイプルのケーク」どちらも美味しかったです。ごちそうさまでした〜。

数日前に秋の季節商品「和栗のモンブラン」がスタートしました。涼しくなってきた今日この頃、美味しいケーキに焼き菓子を求めてふらり出かけてみてはいかがでしょうか。

定休日は火曜日ですが、時々不定休があるので、XかInstagramのハイライトを確認してからお出かけくださいね。

取材協力：アンカドオーナー山根シェフ、スタッフの皆さん

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