長浜の一角で

長浜鮮魚市場がある通り。この通りには、あの元祖長浜や長浜ナンバーワンもある博多ラーメンの有名店があるエリア。その少し離れた通り沿いに、週に３日、お昼の３時間半のみの営業というレアなお店がある。
通りの一角に古民家のような佇まいの「らぁめん坊主」。博多のラーメンを食べつくす通が愛し、このレアな時間を求め続けるという玄人好みの名店。
そのお味もクオリティが高く、そしてリーズナブルにいただける。そんな誰しもが愛したくなる一杯をいただいてみました。

店内は木目調の作りで、古民家ともログハウスともいえるような佇まい。どこか可愛らしさと手作り感があり、普通のラーメン屋さんとは一風変わった雰囲気がまた良いですね。まずは入口で食券を購入し、席に座ります。

煮卵らぁめん

今でもワンコインを下回る金額でいただけるラーメン。このリーズナブルさも頭が下がるのですが、さらにお味もクオリティが高いのだから言うことなしの一杯。そしてお気に入りの煮卵らぁめん。この濃いめの色合いで綺麗に半分に切られてトッピングされた煮卵がとっても可愛い。

あっさりとした優しいスープは、豚骨の風味良く控えめなカエシの味わいも美味い。そこに加わる焦がしニンニクが味を引き締め、後味までスッキリながらも絶妙なインパクトが残る。また、煮卵も色合いから感じるように塩味強めで、さっぱりとしたスープに良き味わいを加えます。

そして小麦の風味が感じられる低加水の細麺は、程よいコシと歯切れよさがあり、あっさりとした豚骨スープに良き相性。そしてパンチあるニンニクの味わいも、麺とは絶妙の絡みです。

煮卵のりらぁめん

らぁめんにはのりのトッピングもあります。煮卵にのりを加えた豪華トッピングが煮卵のりらぁめんです。個人的にはこれがイチオシ。基本のネギときくらげとチャーシューのトッピング、そこにプラスする煮卵と、のりが綺麗に豪快に丼の縁に飾られた素晴らしいビジュアル。

この出来栄えは、真上からのアングルではなく、立体感のあるフォルムが際立つように撮りたい。そんな思うビジュアル系らぁめん。言うまでもなく美味い。

あっさりながらもしっかりとコクがあり、とても飲み心地が良い豚骨スープ。そしてニンニクの良きインパクト。そこにのりを絡めると、美味いとしか言いようがない。ちょっと隠れてますが、柔らかいチャーシューも味わい良く美味いのです。

ノーマルでも美味いと思うのだけど、そこに煮卵やのりを絡めると、さらにスープの旨味を楽しむことができると思います。麺はスルスルっといただいて、やはり替玉でしょう。

卓上にはシンプルに、白胡椒にゴマ、そしてラーメンのタレ。このスープには、ゴマをパラパラっとかけると風味が増して美味しいかも。

カウンター席の他に、この可愛いテーブル席もあります。このテーブルだけ見るとラーメン屋さんとは思えない。オシャレなログハウスですよね。この木の温もりを感じる佇まいは、カフェやレストランといっても良いですよね。

お店を横から見たシルエット。そこに店名は鮮やかに描かれています。まさに木造の古民家、あるいはログハウスといった感じですよね。駐車スペースも２台～３台でしょうか。この長浜というラーメンの聖地に、こんなにレアで希少な名店が存在するのも、ラーメン王国ならではです。

らあめん坊主