【日本のユニークな駅】和歌山にドラム缶の駅があるってホント?
はらぺこライターの旅人間です。今回はSNSにアップしたくなるような個性的な駅の紹介です。ところで…ドラム缶の駅があるって噂、聞いたことありませんか?
ここは和歌山県日高郡日高川町にあるJR和佐駅です。
日高川町と言えば、総面積の約90%が森林で紀州備長炭の生産量は日本一という自然豊かな町で、安珍・清姫伝説で有名な道成寺があることでも知られています。
さて、そんな日高川町にドラム缶の駅があるらしい。
という事で、駅まで来てみると…
その駅は、円形で斬新なデザインで…
確かにドラム缶のよう。
そして、シンプルだけどお洒落。
この駅に関し、日高川町役場に問合せて聞いてみると、これはドラム缶ではなく、コルゲートパイプを採用したものなんだとか。
コルゲートパイプとは、水路をはじめ、橋梁補修用、コンベア用トンネルカバー、護岸セルなどに使われ、最近は建築外壁材として注目されている薄鋼板製のパイプのこと。
軽量で高強度、しかも低コストという利点があり、無人駅の新しいモデルとして注目度は高いそう。
ちなみに、JR和佐駅は1930年に開業し、1985年には無人駅に。
そして開業当初に建てた木造駅舎の老朽化が進んだため、2016年に木造駅舎の隣に現在の新駅舎を建設し、その後、旧駅舎は撤去されました。
和歌山にドラム缶の駅があるらしい…。
そんな噂を聞いた時、「何それ」とシュールな光景を想像したが、実際にはお洒落で未来感があるデザインだった。でも、見る角度によっては「ぷぷっ」っと笑ってしまう。
機会があれば、ぜひ和佐駅に立ち寄ってみて下さい。
<関連情報>
なぜ駅にカエル? 和歌山の途中下車したい駅
JR和佐駅
場所:和歌山県日高郡日高川町和佐
地図(外部リンク)