ブラジルやフランスと親善試合を戦うよりも大事なこと
10月と11月。日本代表は立て続けに親善試合を行う。10月がハイチとニュージーランド。11月はフランスとブラジルになりそうだとか。
ハリルジャパンがこれまで戦った親善試合の数はわずかに8。過去に比べて異常なほど少ない。ジーコジャパン時代は年平均9試合。岡田ジャパン、ザックジャパン時代はともに約7試合。それがハリルジャパンは2年半で8試合だ。年平均3試合に満たない。それにこれから戦う5試合を追加しても、少ないという事実に変わりはない。
アウェー戦に至っては、現状1試合。テヘランで行われたイラン戦(2015年10月)のみだ。2試合目となる11月のフランス戦で打ち止めになる可能性が高い。これはハリルホジッチの問題ではなく協会の問題だ。マッチメーク能力に問題ありと言いたくなる。
とはいえ、対ブラジル、対フランスと聞けば、そうした批判は生まれにくい。報道も、腕試しには願ってもない機会、これ以上は望めない相手と、両国との対戦を大歓迎する声が大勢を占めている。だが、それは本当に喜ぶべき話しだろうか。
ブラジル、フランスは、W杯本大会で第1シードに属する優勝候補だ。グループリーグを戦う4チームの中では最強の相手。一方の日本は4チームの中では3番目、いや今回は4番目だろう。
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