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長谷川慎アシスタントコーチ語る。日本代表対サモア代表戦スクラム展望【ラグビーのサブスク】

向風見也ラグビーライター
(写真:ロイター/アフロ)

日本代表は、独自理論のスクラムを機能させる。大きく、重い相手と組み合ってもその場で止まり、折を見て押し返す。

 ここまで1勝1敗のワールドカップフランス大会でも然り。昨秋、大敗したイングランド代表とのスクラムでも、引けを取らなかった。

 指導するのは長谷川慎アシスタントコーチ。かつて日本代表のプロップだった長谷川の異名は、「スクラム番長」。フランス留学を経て構築した理論をブラッシュアップし、低く一枚岩となった日本代表の型を唱える。選手を魅了する。

 現地時間28日。スタジアム・ド・トゥールーズでサモア代表戦に挑む。イングランド代表戦の手応えは? 次戦で軽快すべき点は? 7月にあった同カード時に「選手の前で謝った」理由とは?

 理路整然と語る。

 以下、共同取材時の一問一答の一部(編集箇所あり)。

——前回の試合からサモア代表戦まで継続する点、変える点は。

「イングランド代表戦では非常にきれいな練習通りのいいスクラム組んでくれたと思います。ミスが2回ぐらいあったんですが、その修正方法もわかりやすかったので、しっかりできている状態です。

 選手に言ったのは…。イングランド代表も、サモア代表も、アルゼンチン代表も、全部、組み方が違う。イングランド代表戦でいいのが組めたからと言って、それがサモア代表戦に当てはまるとは思えない。しっかりいい1週間の準備をしましょうと。いい雰囲気でできているので、いいスクラムを組みたいです」

――なぜイングランド代表戦で「きれいな練習通りのスクラム」が組めたか。

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ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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