国際クラフトコーラ連盟(FICA)副理事長の空水りょーすけと申します。こちらでは全国の様々なコーラを紹介していきたいと思います。今回は入浴剤で有名な「株式会社バスクリン」さんが、なんとクラフトコーラ「Ginger Ginger Cola（ジンジャー ジンジャー コーラ）」を発売するということで、本日そのお披露目会に行ってきました。

　こちらがGinger Ginger Colaのお披露目会場、東京都墨田区錦糸町にある下町銭湯「黄金湯」さんです。最寄り駅はJR錦糸町駅で、徒歩10分弱とアクセス良好です。建物内外が打ち放しのコンクリートと木で構成されており、シンプルながら存在感抜群です。

　Ginger Ginger Colaの正式な発売は明日11月26日（日）なのですが、本日11月25日（土）はお昼頃にプレス向けの試飲・撮影会が行われ、15時からの営業時間にはGinger Ginger Colaがお客さんに一杯無料で振舞われるというキャンペーンが行われました。

　早速中へと入ると、Ginger Ginger ColaのPOPが置かれていました。記事だと文字が潰れてしまって読めないかもしれませんが、真ん中には「バスタイム、サウナ"前"に飲んでウェルビーイングなひとときを」と書かれています。

　通常、銭湯で飲み物をPRする場合、飲むタイミングはお風呂上りを想定することが一般的です。体から失われた水分等を補給するという意味合いもありますが、「乾いた喉を冷たい飲み物で潤したい」という人間の根源的な欲望を煽る方が宣伝しやすい、という理由もあると思います。

　しかし、株式会社バスクリンさんは入浴剤の会社さん。入浴後よりも入浴前に水分とミネラルを補充する方が良いと考えており、「入浴される方の健康が第一」という想いは、こうしてPOPにも反映されているわけですね。

　さて、黄金湯内の試飲スペースに到着すると、机にはGinger Ginger Colaのシロップ瓶のサンプルが置いてあり、着席後すぐに試飲用のカップが運ばれてきました。このクラフトコーラの軸は何と言っても、その名前にもなっている「生姜」です。

　株式会社バスクリンさんオリジナルの生姜が使用されていますが、生産数には限りがあるようです。今回Ginger Ginger Colaはシロップ瓶1500本の限定生産のようですが、その理由としてはクラフトコーラに使用できる生姜が1500本分だったということなのだそうです。

　生姜の他にはミネラル成分が豊富な「柿の葉」や、失われる塩分対策に東京都青ヶ島で作られる「ひんぎゃの水塩」、ミネラル豊富な砂糖として知られる「素焚糖（すだきとう）」も入っており、入浴前の飲み物として申し分ない材料で構成されています。

　気になる味ですが、生姜の新鮮さが全面に押し出されたスパイシーな味わいで、もちろん氷も入っていて冷たいのですが、飲めば飲むほど体が温まってくる不思議な感じですね。塩味は控えめで、全体の味が締まって良いアクセントになっています。爽快感も充分で、入浴前に飲むクラフトコーラとして素晴らしい出来に仕上がっていると思います。

　このGinger Ginger Colaは、以前の記事でも紹介したクラフトコーラ専門メーカーである「UMAMI COLA株式会社」さんと共同開発されています。UMAMI COLAは麹甘酒を使用したナチュラルエナジークラフトコーラで、こちらの会場にも缶飲料のUMAMI COLAが置かれてありました。

　100年以上「和漢植物」を研究してきた株式会社バスクリンさんと、「世界一美容と健康に良いクラフトコーラを目指す」ことを掲げるUMAMI COLA株式会社さんとが手を取り合ったことにより、素晴らしいクラフトコーラが誕生したと思います！

【全国コーラ探訪リンク】

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